JANOG41 BBチーム報告書(当日の模様)

日付:2018年06月12日 火曜日
テーマJANOG41,ネットワーク
執筆者中村 暁史

前回『JANOG41 BBチーム報告書(事前準備)』にてBBチームの事前準備の模様をお伝えしましたが、今回はその続きとして当日の構築の模様をお伝えします。
※もしまだ前回の記事をご覧になられていないようでしたら、先にそちらをご覧いただいてからの方が良いかもしれません。

JANOG41 当日の構築

計画上は9時に広島国際会議場への入場が許可され、13時に会場でWi-Fiの提供や配信開始でした。

インターネットの提供は、他のチームの正常性テストにも関わり合ってくるので、とにかく素早い開通が求められます。

事前準備の通り、インターネット提供に必要な主要機能の片系をIIJ広島POPに配置していたため、CWDM装置(janog41dens514)さえ立ち上げれば、インターネット接続が提供できるといった状況でした。

実際には、10時に機材開梱、設置、配線、機器立上が完了し、他のチームへインターネットへの接続性が提供可能になっていました。

その代わりといっては何ですが、なかなかの配線の汚さ・・

BBチームのメンバーはみな配属以来、メンテナンス性を意識した配線を行えるようトレーニングし、配線の美しさにも拘りを持っている人たちばかりだったのですが、この日ばかりは、繋ぐことしか考えてなかったようです。
ただし、SFPモジュールや光ファイバの端面清掃はきっちり行っていました。

CWDM装置立上以降は、冗長性を高めるために、ゲートウェイ(janog41gw01)やDHCPサーバ(janog41dhcp01)を広島国際会議場側でも構築しました。

ともあれBBチームとしてはすでに必要最低限は達成できていたので、会場内ネットワークの構築に奮闘しているWi-Fiチームを横目に慌てることなく構築や正常性テストを進めれていたと思います。

トラフィックレポート

国際会議場->インターネットの3日間の統計

矩形のトラフィックグラフとなっているのは、ストリーミングトラフィックによるものです。

インターネット->国際会議場の3日間の統計

※下りトラフィックに関しては、2台の上位ルータでバランスするように設計しました。オレンジは主系と青色は副系の上位ルータのトラフィックです。

今回、インターネットへの最大帯域は20Gを用意していましたので、回線の利用量は以下のような状況です。

国際会議場->インターネットの3日間の統計

インターネット->国際会議場の3日間の統計

広島国際会議場で無料の有線10Gbpsのインターネット接続サービスを提供していたら最高にクールだったかもしれないと後で思いました。

10G BASE LRを受けられる口を持ち歩いている人流石にいないか‥

IPv4グローバルアドレス

今回、「やってみたい!」「おもしろそう!」ということで、日本ネットワークインフォメーションセンター様の協力で、JANOG41専用に/16のグローバルIPv4アドレスを割り当てていただきました。

JANOG41用アドレスセグメントの広報開始とともに、海外からのパケットを観測し、アドレス探索されてるんだろうなぁ‥と感じたり、「生グローバルアドレスを配るときっとひどいことになるはず!それを楽しもう!」みたいなことを言ってたけど、600arp/secを観測し、ここまでとは‥と、グローバルに生きているんだな(?)って小並感を抱きました。

皆さんも感じていただけたかはわかりませんが・・

最後に

Wi-FiチームはJANOG41専用で可視化ツールを作成していたり、無線提供でトラブルはあったもののその後の追加検証を行っていたりと、Wi-Fiチームの本気力はすごいなぁと思っていました。

Wi-Fiチームのレポートに期待が高まります。

BBチームも若手のみのメンバーながらもなんとかインターネット接続を提供までこぎつけることができました。

普段関わり合いのない方たちとの交流を持てたり、業務で扱っているネットワークとはまた異なる観点での考慮が必要だったりと、沢山学ばさせていただきました。

JANOGという大きなイベントで、ネットワーク構築させてもらえたことは幸運に思います。

もし、次があるとしたら100Gかそれ以上で提供したいですね!