コード演奏ができる楽器 Chord Cat.(Maker Faire Tokyo 2020)
2020年10月02日 金曜日
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今年も、Maker Faire Tokyo 2020に出展できる機会に恵まれました。
出展ブースは G / 07-05 です。
昨年に引き続き、今年も音楽ネタで出品します。
ご参考まで、2019年度の作品はこちらです。
https://eng-blog.iij.ad.jp/archives/3388
コード演奏の楽しさ
コードを自分の思うままに、自由に弾くことができるようになると、世界が変わります。
感情や世界観を楽曲で表現できるようになります。
好きなアーティストの曲を奏でることもできますし、自分で新しい曲を作ることもできるようになるかもしれません。
しかし、コードというのは、複数の音を同時に発する必要があります。
そのためには、音に対する理解と手指の器用さが必要です。
ピアノのような鍵盤か、ギターのような指板の扱い方を理解し、演奏する必要があります。
Chord Cat.を作ってみた
鍵盤や指板を取り扱うには、それなりの学習と練習が必要で、音楽をやる上での一つのハードルになっているかと思います。
そこで、鍵盤や指板を扱えなくてもコード演奏ができる楽器を制作しようと考えました。
キー操作の組み合わせで様々なコードを弾くことができる、そんな楽器。
名前はChord Cat.です。
Cat.は猫ではありません。UNIXのcatコマンドと同じcatenateの略です。
コードを連続的に奏でる楽器、Chord Catenatorを作りました。
コードには、ダイアトニックコードという基本の7つのコードがあります。
さらに、三和音、四和音、そしてテンションコードがあり、時には転調という手法が使われます。
これらをシンプルなキー操作で表現できるようにしました。
ニッチな物を創る
まだ、この世の中に無い物を創ること。
それがMakerの醍醐味だと思います。
近年は、レーザーカッター、3Dプリンタ、制御マイコン等が一般に普及し、デジタルファブリケーションがますます進化し、そして身近になってきています。
ニッチな要求を満たす物が、少しずつ受け入れられ、大きなニーズに成長していく、そんなMakerの楽しさを味わってみませんか?
スティーブ・ジョブズさんも、こうおっしゃってます。
「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ。」