ブラウザだけでDockerしたい

2022年03月24日 木曜日


【この記事を書いた人】
y-morimoto

九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属。自作パソコン好きで、ハードウェア選定の仕事を与えると喜ぶ。最近は何でもコンテナにしたい教に入信し、コンテナ化の機会を虎視眈々と狙っている。

「ブラウザだけでDockerしたい」のイメージ

こんにちは、前回Dockerを完全に理解した、九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属のy-morimotoです。

皆様、快適なコンテナライフいかがお過ごしでしょうか。
え?時間が無くてコンテナを動かす環境が準備出来ていない?

そんな貴方に朗報です。
今からブラウザを開けば、すぐにDockerをご利用頂けます。

必要なのはDocker Hubのアカウントのみ。もちろん費用はかかりません。
以下URLからSign Upして、アカウントを作成しましょう。

https://hub.docker.com/(別のタブかウィンドウで開かれます)

1.Play with Docker(Docker Playground)

Docker Hubのアカウントが準備出来たら、次はPlay with Docker(Docker Playground)へアクセスします。
以下URLからアクセスできます。

https://labs.play-with-docker.com/(別のタブかウィンドウで開かれます)

LOGIN画面

アクセスしたら画面中央の[Login]からログインします。
(ここでDocker Hubアカウントを利用します)

2.インスタンスの起動とコンテナの実行

ログインできたら、「+ ADD NEW INSTANCE」します。
Dockerのサーバが起動されて、ブラウザから「docker あれこれ」コマンドが実行出来るよう
になります。
かの有名な「docker run hello-world」も、実行可能です。

管理画面

また、画面中の「SSH」には、作成したインスタンスへのSSH接続先が記載されており、ブラウザだけでなく、お好みのターミナルソフトからでも利用出来ます。

3.Docker Swarmだってできちゃいます

さらに、インスタンスは複数作成することが可能なので、Docker Swarmクラスタも構築できます。
インスタンス1台で約4GBのメモリ領域が与えられますが、これが複数台揃えば結構な環境です。

swarm実行イメージ

なお、最初は自分で「docker swarm init」「docker swarm join」して遊ぶのも良いですが、飽きてきたら画面のInstances右横にあるスパナマークで、簡単にSwarmなインスタンス群をテンプレートから起動する事が出来ます。
(3つの構成テンプレートから、お好みの構成を選べます)

4.動かしたコンテナへのWEBアクセスも可能です

動かしたコンテナへWEBアクセスも可能です。
「docker run -p 80:80 nginx」した後、画面の「OPEN PORT」から「80」とすると、nginxのウェルカム画面を拝む事ができます。

nginx表示例

5.制限はあれど、意外と便利に使える環境かも?

本環境は4時間ごとにリセット(削除)される仕様があります。
ただ、コンテナの性質上、この仕様はそんなに問題にはなりません。

なぜなら、Docker Hubにコンテナイメージをpushしておけば、リセットされた後の環境でも、そのコンテナイメージを継続利用出来るからです。
さらに、この環境はgitやdocker-composeといったコマンドもインストールされているので、GitHubにあれこれ準備しておけば、なんだかんだ色々使えそうです。

ただし人に見られて困る情報を置くのは非常によろしくないので、そのあたりはくれぐれもご注意を。
(鍵ファイルや機密情報などなど)

6.といった所で

時間が無い方も、数分あればすぐに使えるコンテナ環境(Docker)のご紹介でした。
お昼休みに、ご飯食べながらでも始められるので、息抜きに是非お試しください。

y-morimoto

2022年03月24日 木曜日

九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属。自作パソコン好きで、ハードウェア選定の仕事を与えると喜ぶ。最近は何でもコンテナにしたい教に入信し、コンテナ化の機会を虎視眈々と狙っている。

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