IIJと地域DX(IIJ.news)

2025年07月30日 水曜日


【この記事を書いた人】
IIJ Engineers Blog編集部

開発・運用の現場から、IIJのエンジニアが技術的な情報や取り組みについて執筆する公式ブログを運営しています。

「IIJと地域DX(IIJ.news)」のイメージ

インターネット関連の最新動向や技術情報をお届けする広報誌「IIJ.news」。 
Vol.189の特集は「IIJと地域DX」です。日本の全国津々浦々で、どんなDXの取り組みが行われているのか、様々な事例を紹介します。 

茨城県常総市

茨城県常総市では、関東・東北豪雨を契機に、災害時の医療・介護情報の共有やデータ保護の必要性が浮き彫りになりました。常総市は「IIJ電子@連絡帳サービス」を活用し、平時から災害時まで多職種間で情報を共有する仕組みを構築し、安否確認や迅速な支援を実現しました。また緊急通報システムとIIJ電子@連絡帳を連携させることで、支援対象者の日常生活や健康状態の情報を共有し、見守り体制を強化しています。

https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_189/detail_04.html

長野県松本市

長野県松本市は、全ての子どもたちがともに遊び・学ぶインクルーシブな環境の実現を目指しています。松本市は2024年に「IIJ電子@連絡帳サービス」を導入し、教育・福祉・医療など多分野の専門家が連携して、サポートが必要な子どもたちを支援する体制を構築しました。ICTを活用して情報共有を図ることで、複数の専門職による対応、個々の子どもに応じた支援体制づくり、保護者との迅速な情報共有、ライフステージが変化する際の迅速で確実な引継ぎなどが可能となります。 

https://wwww.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_189/detail_05.html

北海道有珠郡壮瞥町

北海道有珠郡壮瞥町では、人口減少による鳥獣被害の拡大や田畑の維持管理の解決策として、IIJのスマート農業システム「IIJ MITSUHA」を導入しました。壮瞥町は、水田センサや気象観測システムを活用し、遠隔監視やデータ駆動型農業を実現し、見回り頻度の削減や異常の早期発見を可能にしました。IIJは地域住民との対話を重ね、現場の声を反映した計画を策定し、通信環境の整備を進めています。 

https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_189/detail_06.html

沖縄県石垣市

沖縄県石垣市では、IIJ Omnibusサービスを導入し、GIGAスクール構想のもとで小中学校の通信ネットワークを整備しました。ネットワークと端末を整備したことで、子どもたちが協働的な学びを実践し、都市との情報格差を克服するための基盤が整いました。IIJ Omnibusサービスほかクラウド型サービスを活用したことで、石垣市は障害の発生状況や帯域利用状況を一元的に把握できる環境を構築し、管理の負担を軽減することに成功しました。 

https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_189/detail_08.html

最後に

地域DX特集では他にも 

  • 平時・災害発生時における公共安全モバイルシステムの活用 
  • 海外事例 
  • 情報社会学・情報通信政策のスペシャリスト  武蔵大学の庄司昌彦教授とIIJの谷脇蓮彦との対談「地域社会におけるデータ活用」 

      をとり上げました。 

       

      この特集が、地域の暮らしをよりよいものにするための、何らかのヒントになれば幸いです。どうぞIIJ.news Vol.189をご一読ください。 

      IIJ Engineers Blog編集部

      2025年07月30日 水曜日

      開発・運用の現場から、IIJのエンジニアが技術的な情報や取り組みについて執筆する公式ブログを運営しています。

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