時速290kmの通信に挑む。スポーツの現場がIT技術を鍛える理由
2026年10月02日 金曜日
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スポーツはITと無縁ではありません。
レーシングカーから途切れず映像を送信するローカル5G、数万人が集まるスタジアムを支える衛星ブロードバンド、ファンの応援を価値として循環させるデジタル技術。スポーツの現場には、エンジニアにとって挑戦しがいのある課題が数多く存在します。
IIJ.news Vol.196の特集では「スポーツ×IT」をとりあげます。SUPER FORMULA、水戸ホーリーホック、ジュビロ磐田、ガンバ大阪、アルテミス北海道などとの取り組みを通じて、スポーツの現場で磨かれるIT技術と、その先にある社会実装の可能性を紹介しています。

モータースポーツは「走るIT実験室」
SUPER FORMULAの現場では、IIJグループが日本レースプロモーション(JRP)と連携し、ローカル5Gを活用した実証実験を進めています。サーキットは通信環境として極めて過酷です。高速走行する車両、複雑な地形、多数の無線設備、そしてイベント時に集中する大量の通信。そうした条件下で、途切れない通信を実現する技術が求められます。
IIJグループが行った実証実験では、時速290kmでの低遅延伝送や、時速270kmでのハンドオーバーに成功しました。これは単なるレース向け技術ではありません。工場、物流拠点、スタジアムなど、高速移動体が存在する環境や大規模施設の通信基盤にも応用できる可能性があります。
JRP取締役会長の近藤真彦氏は、「モータースポーツは走る実験室」と表現しています。サーキットで鍛えられたIT技術は、社会をよりよい方向へ導く先導車のような存在です。
本記事はこちらから:https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_196/detail_03.html
スタジアムの快適さはネットワークで決まる
スポーツ観戦において、通信環境はすでにインフラの一部です。
電子チケットの確認、キャッシュレス決済、SNSへの投稿、映像配信。これらがスムーズに利用できなければ、観戦体験は大きく損なわれます。
水戸ホーリーホックやジュビロ磐田との取り組みでは、IIJグループがStarlinkとWi-Fiを組み合わせ、混雑する会場でも安定した通信環境を構築しています。特に、固定回線を引き込みにくい広大なスタジアムやイベント会場では、「素早く設置できる通信基盤」が大きな価値を発揮します。
観客には見えにくい部分ですが、スポーツイベントの円滑な運営は、こうしたネットワーク技術によって支えられています。
本記事はこちらから:https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_196/detail_05.html
デジタルが変える、応援のカタチ
スポーツ×ITは、通信インフラだけの話ではありません。
IIJグループのDCPは、ガンバ大阪との実証実験を通じて、ファンの投票や参加行動を可視化し、リワードへとつなげる新しいコミュニティモデルに取り組んでいます。 また、女子バレーボールチーム「アルテミス北海道」との取り組みでは、トークン化預金「DCJPY」を活用し、スポーツと地域、クリエイターを結ぶ新しい価値循環の仕組みを検証しています。
スポーツを「観る」「応援する」だけではなく、ファンがデジタル技術を通じて「価値を共創する」。そんな新しい時代が始まろうとしています。
ガンバ大阪の記事はこちらから:https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_196/detail_07.html
アルテミス東京の記事はこちらから:https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_196/detail_08.html
まとめ
スポーツの現場は、エンジニアにとって極めて魅力的な挑戦の場です。高速移動、リアルタイム処理、大規模イベント運営、ファンコミュニティ形成など、IT技術によって新たな価値を生み出せる課題が凝縮されています。
「スポーツDX」の答えは一つではありません。スポーツの現場でIIJグループがどんな挑戦を続けているのか、ぜひIIJ.news本編をご覧ください。
