スクラムフェス大阪2022に登壇しました!

2022年08月10日 水曜日


【この記事を書いた人】
北河 直樹

名古屋支社所属。新しい技術・怪しいデバイス・GISが好き。名古屋から影響力のある開発チームを作って発信していくのを目標としている

「スクラムフェス大阪2022に登壇しました!」のイメージ

名古屋からこんにちは。名古屋支社の北河です。

登壇からかなり時間がたってしまいましたが(書くのが面倒くさかった訳ではないですよ!)、スクラムフェス大阪2022(6/17-18)で登壇しましたので、そのレポートを書きたいと思います。

スクラムフェス大阪とは何ぞや?って方は過去のblogをぜひ読んでみてください。

参加の動機

昨年のスクラムフェス大阪2021から登壇を始めましたが、

とにかく私たち名古屋技術4課のことを多くの人に知ってもらいたい!知って貰って横の繋がりを広げたい!

が一番のモチベーションとなります。なので、よーーく覚えてもらえると嬉しいです!
応募したプロポーザルはリンク先を参照してください。

印象に残ったセッション

やはりKeynote抜きでここは語れないですね。

スクラムフェス大阪2022基調講演「クリーンスクラム―基本に立ち戻れ―」 by @kdmsnr

詳細は上記スライドや他の方のレポートを見てもらえればと思いますが、とにかく一番印象に残ったのは「DS」でしょう。(そこ?!)
DS(どうかしている)、みうらじゅん氏の言葉ですが、みうらじゅん氏と野中先生を紐づける角さんこそDSな人ではないでしょうか?
そんなDSという言葉は、「DS人材が組織を多様化させ進化させる」といった話から出てきました。
DSはスクラムフェス大阪に参加している人たちの心を鷲掴みし、Discordのチャットには「DS」「DS人材」などのスタンプで溢れてました。

こんな、スタンプを速攻で作成するスピード感と一体感こそ、フェスの良さですね。

発表内容

では、私は何を発表したかといいますと、

  • 面スクラムチームにならないために気を付けたいこと

という内容で、プロセスではなくマインドに関して感じていることを赤裸々に伝えました。

スライド

上っ面スクラムチームにならないために気を付けたいこと from IIJ

発表時間

  • 20分

スライド構成

  • 私達がスクラムを取り組む理由
  • 理想と現実
  • 課題
  • 課題に対して取り込んでいること
  • 取り組み過程からの学び
  • まとめ

スライド概要

私達がスクラムを取り組む理由

私たちは開発ベンダーなのになぜスクラムを取り組んでいるかについて話をしました。
しかし、それを実現するには非常に大きな問題を抱えており、次章の「理想と現実」に繋がっていきます

理想と現実

私たちが目指している理想と現実のギャップが明確となり、課題が浮き彫りになります。

  • 3つの課題
    • 開発者がプロダクトオーナーの言われるがままになっている
    • スクラムをやることが目的にすり替わってしまっている
    • 人の入れ替わりによるチーム力の低下

課題

浮彫になった3つの課題について深堀をしていきます。
この課題によってどんな問題が引き起こされるか、どんな状態になってしまうのかを明らかにします。

課題に対して取り込んでいること

そんな課題に対して、私たちが取り組んでいることを紹介しています。
ポイントは如何にスクラムのマインドをチームに注入出来るか、となります。

取り組み過程からの学び

課題に対し、取り組みを行っていく過程で学んだことを紹介しています。
一般的にありがちなつまずきからの学びでもあるのですが、長期間スクラムを実践しているからこそ初心に戻ろう!という学びがありました。
改めて、初心に戻る大切さを学びました。

まとめ

最後に本セッションで伝えたかったことをまとめて終わりとなります

  • 「上っ面スクラムチームにならないために」に気を付けたいこと
    • ビジネス・ドメインにどっぷり浸かろう
      • ビジネス領域や事業ドメインを知る努力をしよう
      • その業界を知らなければ何も生まれない
    • プロセスばかりを気にするのではなく、目的を思い出そう
      • 目的を忘れたプロセスは時間のムダであることを理解しよう
      • 人の記憶は時間と共に薄れていく。定期的に思い出す努力をしよう

これは開発ベンダーのスクラムだけの話ではないと思います。
開発者はついつい開発にばかり目を向けてしまい、プロセスばかりを気にしてしまう傾向があります。
しかし、スクラムで価値あるサービス・プロダクトを生み出すには、開発者もビジネス領域に目を向けないと生まれません。
そして、ただ無心で歯車のようにプロセスを運用していても、それはスクラムとは呼べません。
そんなマインドを伝えたいセッションとなりました。

所感

今回も登壇出来たことは、個人的にも非常に喜ばしいことでした。ぜひ常連になれるように来年も登壇したいと思います。
しかし、反省点も多くある登壇でした。
そもそも私の知名度が低いこともあり、多くの方に聞いてもらえなかったことです。
これからも地道に活動して多くの人に知って貰い、聞いてもらえるように引き続き頑張りたいと思います!

最後に

私たちのアジャイル・スクラムでの開発に興味を持った方は是非ご連絡ください。
名古屋で地味ながら真面目に取り組んでいます!
私たちに出来ることがあれば是非お手伝いさせてください!

 


執筆者Twitter @nk_tamago ※意見は個人のものです

 

北河 直樹

2022年08月10日 水曜日

名古屋支社所属。新しい技術・怪しいデバイス・GISが好き。名古屋から影響力のある開発チームを作って発信していくのを目標としている

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