飽き性のための読書術

2023年12月04日 月曜日


【この記事を書いた人】
菊下 諒

ネットワーク本部DNS技術課の菊下と申します。最近はk8s上でNSDやBINDを用いた権威DNSを立てて遊んでいます。 趣味は料理と読書です。特に最近は、技術書をいかに簡単に読むかどうかを模索するために、多くの書籍を読み漁っています。

「飽き性のための読書術」のイメージ

IIJ 2023 TECHアドベントカレンダー 12/3の記事です】

この記事を書こうと思ったきっかけ

技術者にとって技術書の読書は非常に重要であり、学生時代で自分が大きく悩まされた問題の一つだと思っています。
今回は、この技術書の読み方について、極度の飽き性である私が最も有用だと思ったものを一つ紹介したいと考え、本記事を執筆しました。

はじめに

始めまして皆さん。IIJでDNSに関するお仕事を担当しております、新卒の菊下と申します。
皆さんは、新しい技術を身に着ける時、もしくは既存の技術スキルを高水準にしたい時に、まず技術書を読むと思います。
この技術書を読む際、皆さまはどのくらいの時間、集中が持続するでしょうか?
1時間くらいなら…とか、1.5時間くらいなら読み続けられるよ!と仰る方もいますが、私には到底無理です。

私は学生時代にプログラミングを趣味にしていたので、技術書をよく読んでいましたが、私自身が飽き性だったため、読破の手法を研究しました。
今回は私が学生時代に気づいた集中力に関する原則と、その原則を利用した技術書の読み方をお教えします。
これからお教えする方法は、技術書の読書以外にも適用可能で、実際私が大学院入試の勉強をする際も採用していたので、一定の効果は期待できます。

まず今回お教えしたいことは「人の集中力は30分が限界」ということです。
人によっては「な、なにーーー!?」と思われるかもしれませんが、これは飽き性の私に限った話かもしれません。
しかしこの原則と、後述する作業興奮を利用すると、没頭状態が疑似的に持続した状態を作ることができるのです。
それでは、この原則と、原則を利用した読書方法についてレクチャーします。

原則について

人の集中力は30分が限界と述べましたか、どういうことなのでしょうか?

今回私は「集中」について自分なりの解釈をします。
集中とは、現在没頭中の作業以外のことは頭に浮かんでこない状態のことを指します。
そして、集中が途切れるとは、没頭中の作業以外のことが頭の中に浮かんでしまうことを指します。
皆さん、作業中に今日の晩御飯のことを考えてしまうとどうなりますか? 3分程度、今日の献立のことを考えてしまい、読書スピードが落ちてしまうはずです。
そして読書に戻った時、晩御飯についての思考が残ってしまい、読書スピードが落ちてしまうでしょう。

つまり私が主張したいことは、「読書開始から最大30分後に、頭の中に作業とは無関係なことが浮かんでしまう」現象が発生してしまうことです。
先ほどの具体例でも述べたように、他のことを考え始めてしまうと、読書の妨げになってしまう結果となります。

作業興奮について

次に作業興奮についてお話します。
これについてはある程度知っているとは思われますので、既に知っているかたは読み飛ばしください。

作業興奮とは、何かの作業を主体的に開始すると、勝手に集中力が持続する現象のことを指します。
体感としては3,4分でしょうか。そのくらい経てば大体30分ほどは集中を切らさず作業に没頭することができます。
読書の場合も同様で、3,4分頑張って読んでいれば、いつの間にか30分経っています。

飽き性のための読書術

それでは、作業興奮集中の原則を利用して、飽き性のための読書術をレクチャーします。
ここまでくればピンとくるかもしれません。今回私が一番オススメしたいのは「ポモドーロテクニック」です。
Wikipediaにはこう記されています。

ポモドーロ・テクニックとは、1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロ(フランチェスコ・チリッロ、伊: Francesco Cirillo)によって考案された時間管理術。
このテクニックではタイマーを使用し、一般的には25分の作業と短い休息で作業時間と休息時間を分割する。1セットを「ポモドーロ」と呼ぶ。
これはイタリア語で「トマト」を意味する言葉で、シリロが大学生時代にトマト型のキッチンタイマーを使用していたことにちなむ。

引用:Wikipediaより

Wikipediaの例では25分と記されていますが、この間隔は自分で調整していただいて構いません。
私が集中力の持続時間を計測したところ、約29分でしたので、30分としています。
今回の主題である飽き性のための読書術として、このポモドーロテクニックを利用していただきたいと思っています。
以下に、ポモドーロテクニックを用いた読書術の順序について記載致します。

  1. タイマーで集中力持続時間を設定する
  2. 作業興奮を起こすため、読み始める
  3. タイマーが鳴るまで読書に集中する
  4. 5分休憩する
  5. 2~4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(約15分)

この手法を実戦すれば、作業中に関係ないことを考えている時間をほぼ0にできます。
4の休憩についてですが、電子機器を見るのではなく、できれば目を瞑るなどにしてください。
また、2の段階で作業興奮を起こすためには「能動的な作業」をする必要があるので、音楽を聴きながら作業を開始しても問題ありません。
ただし、1曲だけで終わってください。それ以上聴いてしまうと作業興奮が妨害されてしまい、30分も集中が持続できなくなるからです。

まとめ

今回は、作業興奮と集中の原則を利用して、ポモドーロテクニックをレクチャーしました。
一つの作業に全く集中できない飽き性の方でも、この手法を利用すれば、作業効率が著しく上がると思っています。
この他に、30分という時間制限があることによる、締切効果も期待できます。
この手法は読書だけでなく、あらゆる作業に適用できます。1節でも述べましたが、私はこの手法で大学院入試の勉強を行い、合格を掴みました。
詳しいことをもっと知りたい場合は、https://ja.wikipedia.org/wiki/ポモドーロ・テクニック で検索してみてください。

IIJ Engineers blog読者プレゼントキャンペーン

Xのフォロー&条件付きツイートで、「IoT米」と「バリーくんシール」のセットを抽選でプレゼント!
応募期間は2023/12/01~2023/12/31まで。詳細はこちらをご覧ください。
今すぐポストするならこちら→ フォローもお忘れなく!

菊下 諒

2023年12月04日 月曜日

ネットワーク本部DNS技術課の菊下と申します。最近はk8s上でNSDやBINDを用いた権威DNSを立てて遊んでいます。 趣味は料理と読書です。特に最近は、技術書をいかに簡単に読むかどうかを模索するために、多くの書籍を読み漁っています。

Related
関連記事