フルMVNO誕生1周年記念

2019年06月11日 火曜日

「フルMVNO誕生1周年記念」のイメージ

どうもこんにちは!
MVNO事業部 山添です!

突然ですが皆様にとって「2019年3月15日」は何かの記念日でしょうか。

私の個人的な話をすると、人生で初めてプロテインを飲んだ記念すべき日でした。
今年の目標を「腹筋を割る」と定めた。それに向けお正月明けから日々肉体強化に励んでいたところ、「筋トレ生活も2か月、、そろそろかな」ということで人生で初めてプロテインを飲むに至りました。
と、私の話はさておき、、

IIJにとって「3月15日」はとても特別な日でした!
フルMVNOをリリースしてから1年が経ったのです!
そこで今回のブログでは【フルMVNOの1年間】と題しまして、IIJのフルMVNOに関しての活動を振り返りたいと思います。
また、「フルMVNOって名前は聞くけど・・・実際何なの?」という意見をよく聞くので、そういった方向けに「へー。そうなんだ。」と思ってもらえるご紹介記事にしようと思っています。

フルMVNOとは

従来のMVNOはMNO設備への依存度が高くMVNOとして提供しているSIMカードは、NTTドコモやKDDIなど、キャリアのSIMカードでした。
なので、SIMカードのライフサイクルを管理するシステムもキャリアに依存せざるを得ませんでした。

しかしフルMVNOになると、SIMカードを管理するデータベースである “HLR/HSS” を自社で運用することにより、
“独自のSIMカード” の調達・発行が可能になります(図1)
また、電波網は持たないもののキャリア(ネットワークオペレータ)として扱われる!
というところも大きな特徴でしょうか(図2)

図1:フルMVNOとは

図2:アンテナピクトが “IIJ”になっているよ! 他にも違いはありますが。。今回は難しい説明は無し!

“独自のSIMカード” の調達ができるメリットは?

一言で言うと、「より自由なサービス設計が行えるようになります」

例えば、今後発展が見込まれているIoT分野では、様々なデバイスが出現し、様々な通信形態が求められます。これまでの “形のある物理的なSIMカード” では対応できないシーンがあるかもしれません。
そんな時、”組み込み型SIM”や SIMカードを意識することのない”ソフトウェアSIM” があれば、IoTデバイスの可能性を広げることができます。
SIMの物理形状を自由に選べるほか、SIMに書き込む内容も自分で管理することができるため、SIMを用いた認証やマイナンバー連携など、通信以外の分野への活用にも積極的に関与することができます。

また、ライトMVNOのSIMカードは、NTTドコモやKDDIなど、キャリアのSIMカードの為、SIMカードのライフサイクルを管理するシステムもキャリアに依存せざるを得ません。
SIMのライフサイクルとは、SIMの開通や中断が自由にできるようになり、課金をコントロールすることができます。

例えば、”スキー場” や “海の家”、”除雪機” など(図3)、”1年間で数か月、数日の期間限定で使用したい場所やモノ” にも、インターネットが活用され、データのやり取りがあります。
たった数ヶ月のモバイル通信をする為にもSIMカードが必要で、使っていない期間も含めて、その使用料を毎月支払う事になります。

しかし、フルMVNOでは、SIMカードを自由に発行でき、SIMカードのライフサイクルを自分で管理できることから、SIMの開通と中断を自由に行うことができます。
なので、使用したい期間のみ使用料が発生し、使わない期間は、最低限の維持費用で運用することが可能になり通信費を大きく削減することができます。

他にも、IIJが独自で海外のMNOと提携してキャリアとは違ったサービスを提供することができるようになります。

図3:SIMのライフサイクルの例

フルMVNOの特徴

フルMVNOでは、以下のような特徴があることから様々な可能性が考えられます。

  • SIMカードを、契約後好きなタイミングで! オンラインで! 開通できる!
  • 手元の白SIMに、後から電話番号を書き込み、電話番号を書き込むまでは、課金しない
    ※白SIMとは電話番号を書き込んでいないSIMカードの事。
  • 用途に合わせたSIMの形状を用意
    • 高い耐振動・耐衝撃性が求められる、堅牢な組み込み用途向けチップSIM
    • 通信に必要な情報を後からOTA(Over The Air)でインストールできるソフトSIM
  • 新しいネットワーク
    • 独自の海外接続
    • 安価な海外通信、海外の閉域接続
  • 新しいサービス
    • SIMを一括・遠隔管理
    • SIMの領域を活用したソリューション展開
    • SIM=通信のためのICチップという認識を、IIJの技術を用いて通信以外への活用
      (例えば、マイナンバー連携、認証鍵/証明書、付加価値が実現できるアプリ)など
    • GPSではなく、基地局の情報を基にSIMの位置情報を取得、活用する仕組み
  • 「IIJならでは」の付加価値
    • 有線回線のバックアップやISDNからの乗り換えなどの用途にも使えます!
    • IIJGIOやSACMといった多種多様なIIJのサービスとの組み合わせにより、お客様のご要望に合わせたソリューションの提供

まとめ

IIJでは、2008年からMVNO事業に参入し、法人向けモバイルサービスから始まり、個人向けモバイルサービスへとビジネス領域を広げ、M2Mソリューション、MVNE事業などモバイル通信サービスの可能性を広げてきました。
近い将来には、今よりももっと家電や街のいたるところに情報を発信、受信できるものが点在するIoTの時代が来ると予想しています。
そんな時代、我々の技術力でどのようにして皆様に、そして社会に影響をもたらすことが出来るのか。これからも可能性がある限りチャレンジし続け、あらゆる分野で価値を創出していきたいと思います。

(参考)IIJ フルMVNO 誕生からの活動

日にち 活動内容
2018年3月15日 フルMVNOとして法人向けモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」を提供開始
2018年3月15日 訪日外国人向けプリペイド型SIM「Japan Travel SIM」1.5GBと3GBを提供開始
2018年7月31日 法人向けフルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」において、国際ローミングオプションを提供開始
2018年8月2日 フルMVNOのIoT/M2M向け低容量通信プラン「IoT応援パック」を提供開始
2018年8月22日 IoT利用に特化した個人向けデータ通信サービス「IIJmio IoTサービス」を提供開始
2018年9月10日 三井物産エレクトロニクスのフォークリフト安全・遠隔監視ソリューションに
フルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」を提供
2018年9月27日 パナソニックのLTE搭載パソコン「Let’s noteシリーズ」にIIJのフルMVNO SIMが内蔵されたモデルがPanasonic Storeで販売開始
2018年11月15日 フルMVNOとして「LTE-M」の接続確認を実施
2019年1月28日 フルMVNO「IIJモバイルサービス/タイプI」に「パケットシェアワイドオプション」を追加
2019年1月31日 法人向けフルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」において、チップ型SIMを提供開始
2019年2月12日 IIJのフルMVNOサービス、「Omni Power Station +」に採用
2019年3月15日 IoT/M2M向けフルMVNO通信プラン「IoT応援パック」で 「フルMVNO1周年記念キャンペーン」を実施
2019年4月17日 フルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」にSMSプッシュ機能を追加
2019年5月27日 フルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」において、ISDN回線の代替に適した「ISDN乗り換えプラン」を提供開始

山添 優紀

2019年06月11日 火曜日

2017年IIJ入社。MVNO事業部所属。法人向けのサービス開発担当。 最近の悩みは多趣味でお金と時間がない事。 楽しみは落語を聞くこと。枝雀さんが特に面白い。

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