超極細LANケーブル”eco-patch”の魅力を紹介

【IIJ 2025 TECHアドベントカレンダー 12/17の記事です】

IIJのグループ会社であるネットチャート（NCJ）は、ネットワーク導入時の配線工事、機器の導入・設定、アプリケーションのインストール・運用サポートなどLAN関連を中心としたネットワーク構築事業を行っております。
https://www.ncj.co.jp/

今回その新人2名が、NCJを代表する超細径LANケーブル「eco-patch」の魅力を語ってくれました。
eco-patchの成端も初チャレンジしています。
ぜひご覧ください。

自己紹介

こんにちは、ネットチャート（NCJ）2025年度新卒入社の岩瀬と宮成と申します。
約半年間の新人研修を終え、現在は営業職として働いています。

なぜブログをやろうと思ったのか

IIJの広報担当者からお声がけいただき、NCJの代表製品「eco-patch」の魅力をより多くの方にお伝えしたいという思いから、この度、新卒2名でブログに挑戦することになりました。

IIJの新卒の皆さんが実際にeco-patchを使用して自宅の配線を整理した記事もあわせてご覧ください。リアルな声を通じて、製品の価値をより深くお伝えできると考えております。

参考：
IIJのFY2024 新卒の自宅 / 業務環境紹介 Part1・Part2
IIJの今年の新卒エンジニアのおうちを紹介してみる。Part1・Part2

eco-patchってどんなLANケーブル？

eco-patchはLANケーブルの常識を変えたNCJオリジナル製品です。
LANケーブル、使いにくいと感じたことはありませんか？
例えば「取り回しが大変」「配線がゴチャゴチャ」「メンテナンスが面倒」…
そんな課題を解決するために生まれたのが eco-patch です。

eco-patchの特長は、大きく3つ

• 細くて柔らかい（従来品の1/2の細さ）

狭いラック内でもスムーズに配線できる柔軟性。施工性が抜群で、作業時間を短縮できます。

• PoE対応

LANケーブル一本で電力供給も可能。電源ケーブルが不要なので、省スペースでの管理ができます。

• 豊富なカラーバリエーション

用途や系統ごとに色分けできるので、メンテナンス時の識別が簡単。管理がしやすくなります。

eco-patchはなぜ誕生した？

インターネットが急速に普及し始めた当時、ラック内の状況は今とは大きく異なっており、機器を収めるスペースの半分近くが、太く重いLANケーブルで占められていました。これが当たり前とされていた時代に、NCJ代表の楠本は「本当にこれで良いのか？」という違和感を覚えたそうです。
当時のLANケーブルは、eco-patchの約2倍の太さと重量があり、メンテナンス中にケーブルが抜けてしまうトラブルも頻発。そこで楠本は、「もっと細く、扱いやすいケーブルを作れないか」と考え、改善に取り組みました。
こうして2009年に誕生したのが超細系LANケーブル「eco-patch」 です。

eco-patchが選ばれるワケ

eco-patchは、誕生から10年以上経った現在も、IIJのデータセンターをはじめ多くの現場で採用されています。その理由は、扱いやすさと高いメンテナンス性にあります。
実際にeco-patchを手に取ったお客様からは、「こんなに細くて柔らかいの？」と驚きの声をいただきました。また、展示会でノベルティとしてeco-patchを配布した際には、「現場で配線作業をすることが多いので、ぜひ使ってみたい！」という声や、学生の方からも「こんなに細いLANケーブルがあるんだ！」「SNSで見て、実物を見に来ました」といった反応を多数いただき、非常に好評でした。
また、eco-patchを実際に使用していただいているお客様からは、「もう他のLANケーブルには戻れない」という声を多数いただいており、リピート率は非常に高いです。

こうしてeco-patchは、施工性・信頼性・管理のしやすさを兼ね備えたLANケーブルとして、
長年選ばれ続けています。

• eco-patch：超細径LANケーブル eco-patch｜ネットチャート株式会社
• IIJmio：https://www.iijmio.jp/device/ncj/eco_patch6.html（個人向けにも販売中）

eco-patch成端に初挑戦！　作ってみたリアルな感想

いよいよeco-patchの成端にチャレンジする「eco-patchチャレンジ」を開始！

新人研修では通常径のLANケーブル成端に挑戦しましたが、eco-patchの成端は今回が初めてでした。
率直な感想は…「細くて難しい！」です。
eco-patchは従来のLANケーブルより柔らかく、取り回しがしやすい反面、ケーブルが細いため成端作業には繊細さが求められました。特に難しかったのは、コネクタ部分の小さな穴に導線を正確に挿入する作業です。
さらに、ケーブル内の銅線を規定の配列通りに並べる工程も非常に大変で、2人で眉間にシワを寄せながら作業していました。
最初は1本成端するのに約1時間かかりましたが、練習を重ねるうちに、最終的には1本5分ほどで作れるようになりました。
成端後の導通検査では毎回緊張しましたが、作成した 76本のLANケーブルすべてが一発合格。達成感を味わうことができました。（もちろん先輩社員の協力もありましたが、笑）

eco-patchストラップ

私たち新卒は、6ヶ月間の研修の一環として「NCJウェルカムデー（家族参加型イベント）」を企画しました。
社員の家族に参加いただき、年代別ネットワーク教室やゲーム形式のイベントを実施。さらに、来場者にはeco-patchの成端体験をしていただき、最後に自作したLANケーブルとeco-patchストラップをプレゼントしました。
※eco-patchストラップとは、eco-patchのしなやかさと柔軟性を活かして作成したオリジナルアイテムです。

イベントを通じて、ストラップは「かわいい！」と大好評でネットワークの世界を身近に感じてもらえたことが印象的でした。さらに、最初は成端作業に興味がなかったお子様からも、「やってみたら面白かった！」「また挑戦したい！」という声を多数いただきました。

このストラップは会社のPRにもなると考え、私たち新卒メンバーは社員証に着けています。社内でも話題になり、eco-patchの魅力を自然に広めるきっかけになっています。

 

今回、eco-patchについてのブログ作成と、実際に成端作業を経験したことで、製品の魅力をより実感することができました。
入社当初は「LANケーブルにそこまで違いがあるの？」と思っていましたが、細さや柔軟性、施工性の高さなど、現場で本当に役立つポイントが詰まっていることを改めて実感しました。
また、IIJの新卒の皆さんにeco-patchを使っていただき、その感想を聞ける機会があることも非常に楽しみです。

今後、私たちはeco-patchを通して、ネットワーク構築の効率化や快適性の向上に貢献していきます。
まずは、展示会やイベントを通じて、より多くの方にeco-patchの魅力を直接体験していただければ嬉しいです。