国際学会 USENIX ATC 2023 で最優秀論文賞を受賞しました

2023年07月24日 月曜日


【この記事を書いた人】
安形

研究所でシステムソフトウェアの研究に取り組んでいます。

「国際学会 USENIX ATC 2023 で最優秀論文賞を受賞しました」のイメージ

技術研究所の研究チームが、システムソフトウェア分野の国際学会 USENIX Annual Technical Conference 2023  (ATC’23) にて、論文を発表するとともに、最優秀論文賞 Best Paper Award を受賞しました。

USENIX ATC は論文が採択されるだけでも非常に難易度が高いとされている学会で、その中で最優秀論文賞を頂けたのは、運の要素が多分にある上でも快挙だと思っております。

今回の論文は Full Paper と呼ばれる 11 ページではなく、 Short Paper という 5 ページでの投稿だったのですが、それにも関わらず最優秀論文賞をいただけたことについて、学会運営委員会の懐の深さを感じています。

発表した論文の内容については、システムコールをフックする機構についてのもので 2021 年のアドベントカレンダーに投稿したものと基本的に同じなのですが、差分として、

  • より多くの関連研究への参照
  • NULL へのアクセスを検知してプログラムを停止する方法
  • 提案手法をユーザー空間 OS 機能の適用に利用した場合の性能について実験データ

等が追加されていますので、よろしければ是非こちらも併せて御覧ください。

安形

2023年07月24日 月曜日

研究所でシステムソフトウェアの研究に取り組んでいます。

Related
関連記事