Power Appsでガントチャートアプリ作ってみた
2026年03月03日 火曜日
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はじめまして!
石間伏(ISHIMABUSHI)と申します。
普段はサービスコーディネータとして活動しています。
サービスコーディネータは、IIJサービスをご契約いただいたお客様の導入プロジェクトのPM(プロジェクトマネージャー)として、お客様がご利用いただけるまでをサポートするお仕事です。
業務の傍ら、業務を効率化するためのツールやアプリの開発にも取り組んでおり、今回は、サービス導入プロジェクト管理ツール「MABUSHI」をご紹介させていただきます!
開発のきっかけ
プロジェクトマネジメントではスケジュールやタスクの管理が必須です。
これまでは外部ツールを契約して使っていたのですが、メンバーが増加したことで、コスト増が課題となっていました(ユーザ課金)。
また、(よくありがちですが…)ツールに合わせて業務のやり方を変えていたこともあり、我々の業務に最適なアプリをこのタイミングで開発してみようとなり、開発が始まりました。
そして、開発したのが、サービス導入プロジェクト管理ツール「MABUSHI」になります。
「MABUSHI」とは?
「MABUSHI」は先述したように、サービス導入プロジェクト管理ツールです。
主な機能として、以下2つが実装されています。
ガントチャートジェネレータ機能
あらかじめプリセットされたテンプレートを用意し、利用したいテンプレートを直感的に選択するだけで、自動的にガントチャートが作成されます。
利用者は、必要な情報(期日など)を入力するだけで、プロジェクトに合わせたガントチャートが完成します。
・ガントチャートジェネレータ
‐テンプレートから必要なサービスを選択して、生成ボタンを押下するだけです。
・作成されたガントチャート
‐テンプレートから自動生成されるので、期日の修正をすれば、自動でガントチャート(線表)が作成されます。
ダッシュボード機能
自身が担当しているプロジェクトのタスクや期日情報を横断的に閲覧することができます。
これにより、プロジェクト毎のガントチャートを1つずつ確認する必要がなくなり、業務を効率的におこえるようになります。
また、期日ソートをすることで、直近のタスクや期限切れのタスクの把握も容易です。
管理者目線でも、メンバーの状況やプロジェクトの進捗を横断的に把握することができるため、上長から必ず開発してくれと言われました(笑)。
・ダッシュボード
‐チーム全体のタスクが確認でき、ソートやフィルタ機能で閲覧対象を自由に変更できます。
実装内容
大まかな実装内容は以下の通りとなっていて、Power Apps、Power Automate、SharePointを利用して構築しています
ガントチャートジェネレーター画面から生成開始
↓
選択されたサービスのテンプレートを読み込む
↓
テンプレートをガントチャートファイルへ書き込みSharePointへ格納
↓
リスト化するために格納されているガントチャートファイルを読み込みタスクリストへ反映
↓
ダッシュボード機能がタスクリストを読み取る
開発で苦労したこと
1. Power AutomateでExcelファイルを思い通りの関数を入力する難しさ
Power AutomateでExcelファイルを生成しテンプレート情報を書き込む際に日付の自動計算をしたいので関数を埋め込まなくてはいけないのですが、関数を使って自分の行番号などを利用してセル参照したうえで他の関数の値として使って…またほかの部分でも使って…と、お世辞にもきれいな関数とは言えない状態となってしまっていました。
割り切って関数内で考えるのではくPower Automateで計算した情報を関数として埋め込めばいいのではないかとなり、連番等をもとにして書き込み先の行番号をPower Automateで計算できるようにしたことで解決しました。
2. 保守を意識したデータの持ち方
Power AutomateでExcelのデータを扱う際はテーブルとして指定しないと、基本的にはデータの取得や書き込みはできず、列名を指定することで各行のデータを扱えます。
しかし、メンバーの利用用途や今後の体制、方針の変更に伴い列名の変更が起きる可能性が0とは言えません。
そのため列名が変更になっても各種機能が使えるようにデータ形式を工夫しました。
まとめ
このような感じで試行錯誤の末できたMABUSHIツールですが、実際にメンバーに使ってみてもらったところ、利便性を損なわないことを念頭に置いた結果、移行による影響もあまりなくスムーズに移行することができ、さらには外部ツールにはなかった機能も追加できたので非常に満足いただけました!
もちろん利用している仕組みが違うので、外部ツールでできてたことができなくなってしまっている部分もあるのですが、作成者としても概ね満足できる出来栄えでした!





