マウスも体の一部!?マウスを改造してみよう
2020年04月16日 木曜日
注意:分解や改造を行うとメーカーの保証や修理は受けられなくなります。
今回は普段とちょっと毛色の異なるブログをお送りさせていただきます。
これもIIJエンジニアの日常ということでお付き合いください。
さて、静電容量無接点キーボードのREALFORCEシリーズでおなじみ、東プレ株式会社さんからマウスが発売されました。
社内で発売早々購入した方の話を聞いて気が付いたら通販サイトでポチっておりました。
当初戸惑っていたクリック感も、慣れてくるとこの”しっとり感”が病みつきに。
昔使っていたSPARCstationのキーボードも静電容量式で打ち心地が良かったのを思い出します。
カチカチ音がしないので静かなオフィスでも安心ですね。
この製品、個人的にはホイール手前のスイッチで、カウント数をすぐ変更できるのが使ってみて思いのほか便利でした。
図を描くときなどはカウント落としてドット単位の細かい操作を行い、普段はカウント上げてサクサク移動と頻繁に活用しています。
(なおサブボタンは静電容量式じゃなくて通常のタクトスイッチなのはちょっと残念)
ちなみにマウスとしては結構高額な商品となりますが、ユーザになった上でもやはりちょっと高いなと思うのが正直なところ。
けど、しっとり感触のボタン含め、他にない価値なのでそこを考えると個人的には納得している感じです。
各所で記事にもされていますが、中身の構造は一昔前のバブル期の設計を見るようで、今時のマウスには珍しいくらいお金がかかっていますね。
寿命の長い無接点スイッチ(※)とあわせて長く使っていけそうです。
※機械的な接点を持たない方式のスイッチ。センサーと電子回路の組み合わせでスイッチの機能を実現するもので、消耗部品が少ないため非常に耐久性が高いが、コストがかかるため高価になってしまうのが難点。静電容量方式以外に光学方式などもある
ということで、現在メインのマウスとして仕事で使っています。
でも
:
どうしても
:
重量バランスが
:
しっくりこない!!
…ということで。
★メーカー保証、これにて終了!★
なんとなく奥側が重い(ので相対的に手前側がフワフワする)感触なのですが、ホイール機構や追加基板などがフロントへ詰まっているせいかもしれないですね。
ともかくこの辺り、感覚的に違和感がぬぐえなかったところです。
ちなみに、手前2つのマウスソールを剥がすと下にネジが隠れているのでそれ外せば簡単に開きました。
「鉛フリー」がくっきり書かれた基板には申し訳ないですが、容赦なく鉛の重しを両面テープでペタペタ…。
ちなみにコレ、車やバイクのホイールによく貼ってあるバランサーウェイトです。
たまたま手持ちで余っていたものの高さが絶妙で、ボトムケースと基板の隙間に、接触もなくジャストフィット。
基板の裏にほとんど部品実装がなく、フラットだったのも幸いしてきれいに収まっています。
最終的にこのような感じで合計35gほど、光学センサーやケーブルを避けて配置しました。
しばらく使ってみていましたが、バランスも自分好みになり、手の中の感覚的にも自然になって大満足。
普段よく使うものですし、エンジニア的には身近な道具にこだわって色々やってみるのも良いかもしれません。
ただし、くれぐれも自分で出来る範囲でとどめ、無理せず無事故で!確認ヨシ!