部長席を破壊しました
2019年12月15日 日曜日
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【IIJ 2019 TECHアドベントカレンダー 12/15(日)の記事です】
システムクラウド本部の濵﨑です。認定スクラムマスター(CSM)を取りました。
我々は今新サービス開発を行っています。
サービスの開発にあたっては検証タスクを洗い出したり、ユーザーストーリーマッピングを実施したり、とにかく描いて話してということが多くなります。毎回会議室を取って話す時間を作っていましたが、まとまった時間が確保しづらいですし、予定を取るのがあまりにも面倒なので貸し会議室を借りて合宿のような形式でワークショップを行ったりしました。
この貸し会議室作戦は大変よかったのですが、気軽に関係者を呼びつけて参加してもらうことが難しかったため社内にプロジェクトルームが欲しくなりました。ただ集中するための閉鎖的な空間ではなく、オープンな議論をするために開かれた空間が欲しかったのです。どこかいい場所はないかと探していました。
周辺の座席配置図
ちょうどいい場所がありますね。
そこで部長席を破壊することにしました。
部長席だったもの
弊社では部長は窓際に席があります。決して荷物が多くて邪魔だから隔離されているというわけではありません。いい場所だったので部長席を2つ破壊してホワイトボードを4枚設置しました。
部長席だったもの
ホワイトボード内部
ホワイトボードを4つ入れて全部で6面使えるようにしました。ポストイットのイーゼルパッドを利用して柱の部分も使えるようにしています。中は狭いのですが2チーム同時に使えますし、関係者は近くにいるので聞きたいことがあればちょっと来てという感じで議論に参加してもらうことができます。
そして会議室でないので撤収する必要がありません。
部長はどこへ
部長は平社員と同じ席へ移動になりました。理解のある部長でとても助かっています。
思考はホワイトボードの大きさに制約される
ホワイトボードが4つもあれば大丈夫だろうと思っていたら初日から足りなくなりました。
普通の会議室にはホワイトボードが1枚しか置いてない事が多いと思いますが、1枚に収まるように書くせいで細かいところを省いてしまったり、全体を書くのを諦めて局所的な図を描いてしまったりします。
ホワイトボードがいっぱいあることでより大きな付箋を使ってより細かいことを書いて行くこともできますし、横のボードに図を描いて並べながら議論することもできます。書いた付箋の意味が翌日には分からなくなっていたりしますが、必要なアウトラインは残しておくことができるようになりました。
通りがかりの本部長が覗いてくる
さすがに変なことをしているせいか通りがった人が結構覗いてきます。これだけ面積があると今何をやっているかはボードに書かれているのでその場ですぐに説明が始まります。一緒に全体スケジュールも貼っているのでスケジュールとバックログ、実装の詳細の話がいっぺんにできます。
さらに広い面積のホワイトボードが欲しくなってきているのですが、ビルの外壁は大きなガラスで勝手にホワイトボードを施工するわけにもいきません。しかし許されるのであればオフィスは会議室以外もホワイトボードで埋め尽くしてしまうのが良いと感じています。