JANOG41無線LAN提供

2017年12月22日金曜日

【この記事を書いた人】
佐々木英嵩

IIJ ネットワーク本部IoT基盤開発部センサーネットワーク課入社以来、SEIL/SMF関連の業務に従事しています。 SEILとRX-7をこよなく愛してます。

CONTENTS

【IIJ 2017TECHアドベントカレンダー 12/22（金）の記事です】

こんにちは、JANOG41 NOC(Wi-Fi)チームの佐々木です。
昨日に引き続き、JANOG41 での無線LAN提供に関するお話をします。

こちらの記事（JANOG41に向けてのIIJの取り組みを発信していきます！）でご存知かと思いますが、JANOG41 では IIJ がホストを努めさせて頂くことになりました。

これまで IIJ では「コミケットSP6」を始め、様々なイベントに対して弊社サービス＆製品の実証実験として無線LAN提供を行なってきました。
今までを経験を活かして JANOG41 でも来場者の皆さんにお使い頂く無線LANを提供いたします。

本日の記事では、現在、絶賛構築中のホットステージや作業風景をご紹介いたします。

使用する機材紹介

今回使用する機材はこちらです！
IIJ グループで開発しているネットワークアプライアンスやサービスを中心に無線LANを構築してます。

SEIL
- 言わずと知れたIIJの高機能ルータでエッジ拠点のゲートウェイとして利用されています
- フロートリンク機能を用いる事で動的IPアドレス環境下で最小限の設定で自動的なVPN接続を実現することができます
SA-W2
- SMFを用いたゼロコンフィグにより現地では繋ぐだけでSACMサービスによるリモート管理が可能となるアプライアンスです
- 802.11ac までの無線LAN機能をサポートしており、これをメインのAPとして無線LANを提供します
eco-patch
- ネットチャート社が開発し、従来品と比べて細く軽量で取り回しがしやすいLANケーブルです
- PoE給電も可能なため、SA-W2 への給電もこのケーブルで行なっております

他にも以下のような機材を利用しています。

Juniper社「MX80」
GoNET SYSTEMS社「GoBeam」
Cisco社「Catalyst 3650」、「Catalyst 3560-CX」
Philips Hue、その他のIoTデバイスなど…

作業風景①（広島国際会議場下見）

今回の会場となる広島国際会議場です。

（1）メイン会場

今回の無線LAN提供で一番大きい会場となる「フェニックスホール」で3階席まで含めると約1500人を収容することができます。
そのため、ここには PoE 給電可能な SWを4台と15台のAPを設置します。

（2）搬入口

下見では室内だけではなく、機材の搬入に必要不可欠な搬入経路に関してもしっかりと確認をします。

作業風景②（チームミーティング）

チームのメンバーは若手中心の16人で構成しており、今までにもイベント無線LAN提供に参加をしている熟練者です。
今回も JANOG41 に向けてしっかりと打ち合わせを行なっております。

作業風景③（ホットステージ構築）

ホットステージは絶賛、構築中です（12月22日現在）

おまけ1（ツール紹介）

無線LAN提供では毎回、様々な監視ツールを取り入れて監視・運用に役立ています。
一般的によく使われているウェザーマップ／Zabbixも使っていますが、IIJ で作っているソフトウェアやサービスなども積極的に取り入れて活用しています。
例えば、弊社謹製のメトリック収集プラットフォームである Machinist や弊社で取り扱っているチャットツール Direct についても Bot を作って役立てています。
さらに無線LANの見える化にも力を入れており、自作で監視ツールの開発を行なっております。

以下にツールの画面を紹介します。