データセンターと電力市場の関わり~IIJの省エネ・再エネの取り組み(IIR vol.58 2章)

2023年03月22日 水曜日


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IIJ Engineers Blog編集部

開発・運用の現場から、IIJのエンジニアが技術的な情報や取り組みについて執筆する公式ブログを運営しています。

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2023年3月発行の技術レポート「IIR vol.58」の 第2章 フォーカス・リサーチ(1)では、データセンターを運営する電力需要家の立場から、電力市場とデータセンターの関わりについて紹介します。

本報告のポイント

  • 電力市場とデータセンター
    • 近年日本では電力システムの改革が段階的に進められており、2016年からの家庭向け低圧電力小売りの自由化により「全面自由化」が達成されました。現在、電力は「電力市場」において売買される対象となっています。また、先般からの国際情勢によって燃料価格の値上がりが起こり、電力の市場価格は急騰しています。電力を大量に消費するデータセンターは、こうした電力市場の動向を見定めつつ、安定した電力の確保に努める必要があります。
  • 「カーボンニュートラル」(省エネと再エネ)に向けた国内データセンターの動向とIIJの取り組み
    • 一方、気候変動問題への対応が注目される中、カーボンニュートラルの達成が大きな社会課題として取り上げられています。IIJではこうした状況を踏まえ「カーボンニュートラルデータセンターリファレンスモデル」を考案し、省エネルギ-・再生可能エネルギーの利用をすすめています。また、IIJは省エネ・再エネの利用だけでなく、自社データセンターの蓄電池設備を利用し、電力市場において電力供給者としての参画を行い、マクロ視点でのカーボンニュートラルの達成と、データセンターの運用コスト低減に向けた取り組みを進めています。

動画で解説

筆者がレポートの見どころについて解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

 

本レポートの全文はこちらからご覧いただけます。

Internet Infrastructure Review(IIR) vol.58 2章 フォーカス・リサーチ(1)データセンターと電力市場の関わり(2023年3月22日発行)

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