G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合 “デジタル技術展” レポート
2023年05月18日 木曜日
CONTENTS
2023年4月29日からの二日間、群馬県高崎市で「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合(G7デジタル大臣会合)」が開催され、IIJも展示ブースを出展しました。
G7デジタル・技術大臣会合とは
5月19日開催のG7広島サミットの関係閣僚会合の一つとして、総務省・デジタル庁・経済産業省が共同で開催し、G7各国や招待国及び国際機関が参加して、デジタル・技術における諸課題について議論が行われる会合です。
今回の会合では、6つのテーマ(「越境データ流通と信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)の推進」、「安全で強靭性のあるデジタルインフラ」、「自由でオープンなインターネットの維持・推進」、「経済社会のイノベーションと新興技術の推進」、「責任あるAIとAIガバナンスの推進」、「デジタル競争」)について議論が行われ、本会合の成果として「G7デジタル・技術閣僚宣言」が採択されました。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin06_02000268.html
会場の様子
会場となったのは、群馬県高崎市にあるコンベンションセンター「Gメッセ群馬」。
最寄り駅のJR高崎駅構内にはいたるところに看板が掲出され、会場に続くペデストリアンデッキには群馬名物の郷土かるた「上毛かるた」がデザインされたフラッグが並び、街全体でサミットムードを盛り上げます。
IIJブースは会場の入口付近に設けられました。
白井データセンターキャンパスと松江データセンターパークのジオラマやマイクロDCの実機、IoT機器(水田センサー、鳥獣対策の罠検知センサーなど)、IIJと中部電力の合同会社ネコリコから発売されているみまもりロボット「BOCCO emo」のほか、センサーに身体を反応させて操作ができるベルリン・フィルの映像など、実際に見たり聞いたりして体験できる展示が盛りだくさんです。
今回の出展を主導した IIJ の Chief Risk Officer 三膳 孝通に意気込みを伺いました。
「今年は3月に横浜で開催されたIETF Meeting、今回のG7デジタル大臣会合に加えて、9月に京都でAPNICが、10月には国連主催のインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)2023が京都で開かれるなど、インターネットに関する国際イベントが日本で複数開催されます。こんなことは滅多にないことです。
ネットワークへの世の中の興味関心が強くなっているということでもありますから、いろいろな社会課題に対してインターネットができること、IIJがインターネットの会社としてちゃんとやっているということを示すには非常にいい機会です。
今回お声がけをいただいて出展することになったG7デジタル大臣会合でも、インターネットのあるべき姿などを微力ながら伝えていけたらいいなと思います。」
いよいよ開幕
IIJブースには、松本総務大臣、群馬県の行政関係者、デジタル庁職員、記者、情報収集に来た一般企業の方から、大学生や近所に住む親子連れまで、幅広い層のお客様が訪れ大盛況に。
地元の農家さんや猟師さんからはそれぞれの分野でご意見をいただくこともあり、スタッフも勉強になります。
罠検知センサーがセットされた罠に捕獲されたイノシシとBOCCO emoは老若男女に大人気。
同会場ではデジタル政策フォーラムのオープンカンファレンスも開催され、IIJ副社長の谷脇 康彦がデジタル政策フォーラム顧問という立場で講演を行いました 。
https://www.digitalpolicyforum.jp/archive/2304_g7_gunma_report/
そのほかの展示ブースには、河野太郎デジタル大臣のアバター「河野アバ太郎」や空飛ぶ車、VRゴーグルを装着したバーチャル空間の体験展示や、自動運転のエンタテイメント車両の乗車体験など、実際に体験することができる展示も多く見られました。
IIJブースには、多くのお客様にお越しいただきました。
「IIJらしくない楽しいブースですね」「今回の展示の中で一番変で一番楽しかった」など、お客様からたくさんのお誉めの言葉をいただき、大盛況のうちにG7デジタル大臣会合は終了しました。