Maker Faire Tokyo 2019 準備レポート(1)IIJ出展作品「農業×IoT」「音楽×IoT」の紹介

2019年07月17日 水曜日

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こんにちは、mari-mです。イベントの準備に追われる日々を過ごしています。

前回の『DIYの祭典「Maker Faire Tokyo 2019」(8/3,4 開催)にIIJが初出展します』に続き、今回は展示する4作品のうち「農業×IoT」と「音楽×IoT」の2作品をより詳しく紹介します。

と、その前に、先日リリースしたIIJのIoT関連サービス情報をお届けします。

IoT関連サービス新着情報

IoTデータ可視化・監視サービス「Machinist」スタンダード版 リリース

7月11日に個人向けIoTデータ可視化・監視サービス「Machinist(マシニスト)」のスタンダード版をリリースしました!すでに昨年11月にベータ版をリリースしているMachinistですが、今回のスタンダード版では、機能がさらにパワーアップしています。詳しくは、ブログ「Machinist でメトリクスを管理する」とサービスページをご覧ください。

また、Maker Faire Tokyo 2019のIIJブースでは、観葉植物の育成にあたって実際に取得した気圧・温湿度情報をMachinistで可視化する展示を行います。当日は開発者もブースに立ちますので、ご興味のある方はぜひお立ち寄りのうえ、スタッフにお声がけください。

高速な双方向通信とIoTデバイス制御に特化したIIJ独自開発のソフトウェア・プロダクト「IIJ Legs」ベータ版 リリース

IIJ Legsはデバイスにインストールされたクライアントと通信を行い、デバイスの認証やクラウドからのコマンド実行、データ送信のルーティング制御機能などを提供するソフトウェア・プロダクトです。7月11日にベータ版をリリースしました。先に紹介したMachinistなどの可視化ツールと組み合わせて利用することができ、IoTサービスの基盤の役割を果たします。ブログ「IIJ Legs でIoTデバイスをお手軽制御」で詳しく技術解説しています。こちらも興味のある方は併せてお読みください。

前置きが長くなりましたが、本題の出展作品の紹介にうつります。

作品紹介その1 農業×IoT~広大な田んぼを簡単に管理

今回の出展におけるメイン作品は、IIJが事業で取り組んでいる農業×IoTです。作品のもととになっている事業についてここでは詳しく触れませんが、事業に関して興味のある方は、以下のページをあわせてご覧ください。

やってること

  1. 水位・水温などの情報を田んぼに取り付けたセンサで常時計測し、クラウド上(IIJのIoTプラットフォーム)に情報を集める
  2. 農家の人は、手元のタブレット端末で田んぼの水位をリアルタイムでモニタリングする
  3. 水位が下がっている田んぼがあれば、ボタン一つで遠隔から給水弁を操作して田んぼに自動給水する
  4. 指定の水位まで水が溜まったら給水弁を閉める

点在する田んぼを毎日、見回る農家さんの時間と労力の負荷を軽減することができます。

水田水管理システムの構成イメージ

実際に田んぼで行っている実証実験の様子を写真で紹介します。


左:給水弁 右:IoTセンサ

田んぼに取り付けられた給水弁とIoTセンサ。


IoTセンサの箱の中

IoTセンサの箱の中身はこんな感じで、乾電池で動く仕組みになっています。


LoRa 基地局


LoRa基地局 拡大

IoTセンサで計測したデータは、田んぼ近くの電柱に設置されたLoRa基地局からIoTプラットフォームへと送信されます。

Maker Faire Tokyo 2019のブースでは水田をタライに置き換えて、自動給水の仕組みを再現します。

主な材料(装置1台分)

  • Arduino‥‥1個
  • LoRaWAN Shield ‥‥1個
  • LoRaWANゲートウェイ‥‥1個
  • LoRaWAN水位水温センサー‥‥1個
  • タライ‥‥1個
  • 給水弁‥‥1個
  • 排水ポンプ‥‥2個
  • ポリタンク‥‥2台
  • ホース‥‥適量
  • 水‥‥たくさん
  • Machinist‥‥1アカウント(センサデータ表示用SaaS)

作品紹介その2 音楽×IoT~エフェクターを遠隔操作する「ネットワーク・ストンパー」

続いて、社内公募で集まった作品の1つをご紹介します。

やってること

  1. ギタリストの手元にあるリモートスイッチを押す
  2. Wi-Fiで信号が飛び、ストンパー(踏み付ける装置)がエフェクターを踏む
  3. ギターの音色が変わる

ギタリストはエフェクターから離れた場所でも音色を変えながら演奏することができます。


ネットワーク・ストンパーの利用イメージ

主な材料(装置1台分)

リモートスイッチ(ギター側)

  • キャップ‥‥1個
  • ボタン式スイッチ‥‥1個
  • ESP-WROOM-02 ‥‥1個
  • 9V乾電池‥‥1個
  • 3Dプリンタによる自作ケース‥‥1個
  • ベルト‥‥1本

ストンパー制御装置

  • Arduinoオリジナル基板‥‥1個
  • 3Dプリンタによる自作ケース‥‥1個
  • ストンパーをONするプログラム‥‥1つ

ストンパー

  • ソレノイド‥‥3つ
  • その他部品‥‥適宜

現在の様子


リモートスイッチ


制御装置


ストンパー&エフェクター

トライアル・アンド・エラーを重ねて、少しずつ形になってきました。ギターで遊びたい人は是非会場へお越しください。by 製作者

最後に

Maker Faire Tokyo 2019 のIIJ出展作品のうち2作品を紹介しました。

ここまでお読みいただいた方にちょっとした裏情報をお届けします!音楽×IoTで紹介したネットワーク・ストンパーの制御装置に使われている基板を裏返してみると──そこにはIIJのロゴが!そして非常に分かりづらいのですが、右端にはMaker Faire 2019と書かれています。何とも製作者のあったかさを感じる瞬間でした。


オリジナル基板の裏側

以上、今回も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。

スタッフ一同、より多くの方と会場でお会いできるのを楽しみにしています。前売り券は絶賛発売中です!詳しくは、公式サイトをご覧ください。

<併せて読んでほしい>

また、各展示作品について、作者が書いた記事もあります。
ぜひご覧ください。

 

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mari-m

2019年07月17日 水曜日

2006年に新卒でIIJに入社し、現在は広報部に所属。広報誌や技術レポートの編集、エンジニア向け勉強会などのイベント企画・運営を行なっています。趣味はJリーグ観戦。北海道コンサドーレ札幌を応援しています。

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