小さいうちに飛び込み、自分で育てよう【新人エンジニアに役立ちそうなTips】

2026年06月02日 火曜日


【この記事を書いた人】
谷口 崇

長くゲーム業界に出向していましたが、2022年秋に戻ってきました。ゲーム業界での経験も生かしながらIIJのエンジニアとしてちょっと面白いことを提供できていければいいなぁと思っています。格闘ゲームの世界チャンピオンになった従兄弟がいますが彼にゲームを教えたのは僕ではありません(笑) 。

「小さいうちに飛び込み、自分で育てよう【新人エンジニアに役立ちそうなTips】」のイメージ

60歳を迎えたエンジニアです。

IIJには新入社員として入ったつもりだったのですが、人事上は中途入社として記録されていました(笑)。入社したのは1995年で、IIJが最初の会社です。そのまま定年まで仕事をしていた事になります。そして今後も引き続きIIJで仕事をしていくつもりです。

この記事では、新人エンジニアの皆さんに少しでも参考になればと思い、これまで自分がどのような仕事を選び、なぜその選択をしてきたのかを振り返ってみます。技術や環境は1995年から大きく変化しましたが、そのなかで僕が変わらず大切にしてきた考え方についてお伝えできればと思います。 

最初の仕事

IIJに入って最初の仕事は、PCベースのUNIXBSD/OS)などを使ったサービス用PCサーバの導入でした。

僕は大学の時からPCサーバを使ってきたので、PCサーバは得意でした。当時IIJで使っていたPCは一番安い専用線サービスの顧客ルータやセキュリティサービスのFirewall機器ぐらいで、社内の主流は端末も含めSun Microsystems社のシステムでした。IIJはネットワークに強い人はたくさんいましたが、サーバ方面の人は少なかったです。だからそれをやりたい人、すなわち僕の意見が通りやすかったのです。

コストと性能のバランスに優れたPC UNIXが、IIJサービスでも問題なく使えることを、僕は示しました。限られた予算を上手に使うことは、サービスの競争力向上へと繋がっていきました。そんな感じでIIJサービスの基盤となるインフラ関係は僕の部署が仕切っていく形で成長していきました。 

次の仕事の選択

僕は2006年にIIJKONAMIの合弁会社に取締役として出向しています。この合弁会社はポータルサイトの運営、ゲーム・エンターテインメントの配信など、BtoCの事業を手掛けていました。

 出向にあたっては、部署のメンバーを何名か引き連れて行きました。僕にとっては個人向けサービスへの挑戦であり、IIJサービス、特にインフラ関係の諸々を「作る立場」から「使う立場」で良くしていきたいという思いがありました。合弁会社の事業は17年間続きました。クラウドサービス「IIJ GIO」の立ち上げ時には、サーバを利用する事業者の立場で、サービスの利用拡大と改善に貢献しました。ゲームの大ヒットでサーバがヤバくなると、IIJと出向先、双方の橋渡しをして、何とか頑張ってもらうといったアクションもしていました。 

今の仕事の選択

合弁会社が役割を終え、IIJに帰任してから取り組んでいるのがStarlinkです。帰任する数年前からStarlinkに注目し、調査を始めていました。この新しい技術を、みんなと共有する事が良いことなのか、IIJで取り組めることなのかかどうか分かりませんでしたが「関われるようにしよう」と心に決めていました。

2022IIJに帰任した直後、日本でもStarlinkの正式サービスが始まったので、まずは情報発信を始めました。これが現在の「Starlinkマニア」に繋がっています。それから3年、202512月にはStarlink Businessの立ち上げに漕ぎ着きました。お陰様でなかなか忙しい日々を過ごしています。

世の新人エンジニアに向けて

これからもたくさんの技術や知識が生まれてきます。
新しい技術や知識は、最初はシンプルで見通しが良いものです。
世界を変えるような技術は、成熟までに何十年もかかるものです。
商用インターネットもここまでくるのに30年以上かかっています。

シンプルで見通しがよいうちに、技術の基本的な仕組みを理解しておきましょう。

何かエンジニアとして技術に取り組む場合、必ずしも最新・最先端である必要はありません。
ですが、将来その技術が使われるイメージを、自分が明確に持てるものを選ぶとよいと思っています。

未成熟な技術は、自分が先頭となって進められる可能性があります。頑張ってください。

谷口 崇

2026年06月02日 火曜日

長くゲーム業界に出向していましたが、2022年秋に戻ってきました。ゲーム業界での経験も生かしながらIIJのエンジニアとしてちょっと面白いことを提供できていければいいなぁと思っています。格闘ゲームの世界チャンピオンになった従兄弟がいますが彼にゲームを教えたのは僕ではありません(笑) 。



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