Japan IT Week春 イベント出展レポート
2023年06月05日 月曜日
CONTENTS
東京ビックサイトにて、2023年4月3日~4月5日にかけて11カテゴリーからなる日本最大級のIT展示会「Japan IT Week 春」が開催されました。
IIJからは同イベント内の「IoTソリューション展」に出展いたしました。
なんと3日間の会期中、会場全体の来場者は45348人!
IIJのブースでは2690人(全体来場者の約6%)の来場者の方と名刺交換を実施することができました!!
IIJのイベントブースや会場全体の様子をお伝えしていきたいと思います!
IIJの出展ブース
情報セキュリティやクラウド業務改革など、11カテゴリーの展示イベントが用意されている「Japan IT Week 春」。
IIJはその中の「IoTソリューション展」に出展させていただきました!
IIJから出展したブースが上の写真です。
IIJが取り組むIoT事業をより多くの方々に知っていただくため、『スゴイIoT』と題し、「農業」「スマートデバイス」「産業」の3カテゴリに分けてIoT分野で提供しているソリューションをフルラインアップでご紹介しています。
現場で実際に使われているIoTはどのようなものなのか、業界別にIIJからはどんなソリューションが提供できるのか。それらをユースケースやデモンストレーションの実演を交えてお見せすることをコンセプトに、それぞれのカテゴリで展示内容を準備しました。
ブースのサイズもこれまでの展示会に比べて広いスペースで構えているため、展示物のご紹介や商談がしやすく、多くのお客様にご来場いただくことができました。
また今回のイベントでは背中に大きく『IIJ』のロゴが入ったジャケットを準備!IoTビジネス事業部総出で展示会に臨みました。
IIJの『スゴイIoT』
ここからは、「農業」「スマートデバイス」「産業」の3カテゴリについて、それぞれの出展内容にフォーカスしてご紹介していきたいと思います!
まずは『農業』エリアからご紹介します!
前面の大きなモニターには、有限会社スタファーム様のインタビュー動画を流したり、自動給水弁や屋内外で使用するLoRaWAN®ゲートウェイなどを展示しています。※インタビュー動画はこちらからぜひご覧ください!水田センサーと自動給水弁の導入経緯や実際に使っていただいた効果などをお聞きしています。
IIJでは、2017年の農林水産省の公募事業にて「ICT水管理システム」の実証実験を行ったところから農業IoTの取り組みがスタートしており、IIJが開発した水田センサーと株式会社笑農和様の自動給水弁を組み合わせた水管理の実証実験では、水管理の時間を7~8割減少させることに成功しています。
背面には、情報通信環境整備対策でIIJが対応している地区を日本地図で示したパネルや、温室向けの環境センサー「あぐりログ」や鳥獣の検知・捕獲に活用する罠センサーである「わなベル」を展示しています。
また展示スペースには、水田水管理を自動化する水位/水温センサーとLoRaWAN®カメラも展示しています!
こちらは30分ごとに水位・水温を自動測定し、無線経由でスマートフォンに通知を行うことができる水田センサーとなっていて、センサーで取得した情報をアプリで監視することができるようになっています。
現在こちらの水田センサーは「MITHUHA」という名前で、全国の田んぼでご利用いただいています。
続いてはブース中央の「スマートデバイス」エリアについてご紹介します!
前面はMVNO事業部によるモバイル中心の展示となっており、SIM冗長化によるマルチキャリアの構成を4つ壁面でご紹介しつつ、それらにリンクした製品を展示しています。
「マルチプロファイル」「eSIM」「パケットシェア」「SoftSIM」という大きく4つに分けて、コネクシオ社のルータとIIJのマルチプロファイルSIMを使った実機のデモや、SoftSIMを使ったセーフィー社のLTEドックなど多数の製品をデモ画面を交えて展示しています!
背面は「IIJ IoTサービス」を中心にご紹介している展示となっています。
IoTサービスの特長や、ユースケースをまとめた「IoT活用レシピ集」といったものの紹介と合わせて、BLEスターターパッケージのゲートウェイ機器や温湿度・気圧・CO2センサーや定点撮影カメラなど、IoTプラットフォームと組み合わせて活用できるデバイスやユースケースを展示しています。
最後にご紹介するのはブース一番奥の「産業」エリアになります!
産業エリアではIIJの製造業向けソリューション「IIJ産業IoTセキュアリモートマネジメント」をベースに、壁面にはIIJの産業IoTソリューションの全体イメージを示し、実機やデモ画面などをお見せしながら展示しています。
「IIJ産業IoTセキュアリモートマネジメント」は主にスマートファクトリ推進を検討している製造業向けに提供しているソリューションで、ハードウェアから通信、クラウド、アプリケーションまでワンストップで提供することができます。
エッジデバイスと可視化プラットフォームには、IIJとアライアンスを組む産業PCメーカー、アドバンテック社のデバイスと「WISE-PaaS」というプラットフォームを活用しており、収集したデータをWISE-PaaS上での可視化および分析することで生産性・品質向上をご支援することができるようになっています。
展示ブースでは、セキュアリモートマネジメント内で提供しているデータ収集のためのI/O無線モジュールや振動センサーといったエッジデバイス、また収集したデータをWISE-PaaS上で可視化・監視する画面を、実際のデモ画面にてご紹介しています。
またブースには、IIJと協業関係で、産業領域におけるIoTの取り組みを一緒に進めさせていただいている会社様の展示品も展示しています。
1つ目の写真は日本ラッド社の、ベルトコンベアで流れる製品を赤外線でカウントアップすることができる製品のデモキットです。実際に製品が通るとカウントアップし、それを可視化表示するアプリケーション画面までご用意しています。
2つ目の写真はアドソル日進社が提供するデータ活用基盤アプリケーション「uSIGMA」のデモンストレーション画面です。工場内等にいる人の位置情報と警報器のマルチデバイス連携によって、位置情報の監視と、侵入禁止エリアに入った人に対しするアラート発報を行うことができます。
また展示エリア左には、IIJが提供するエッジデータセンターソリューションの「DX edge マイクロデータセンター」の実機が展示されています。
マイクロデータセンターは、屋内外問わず設置できる小型のエッジデータセンターで、写真のように展示ブースの一角に設置できるほどの大きさです。
マイクロデータセンターはIIJがマネージドで運用するため、どの場所からでもセキュアにアクセス・モニタリングを行うことができます。
エンジニアブログにて、こちらのマイクロデータセンターと衛星通信サービス「Starlink」、IIJ IoTサービスを組み合わせて検証を行ったブログも公開しておりますので、ぜひこちらもご覧ください!
IIJのブースが取材を受けました!!
会期中、株式会社アぺルザ様、ヨクスル株式会社様より展示ブースの取材をいただきました!
展示ブースの中でも特にイチオシポイントの「産業」エリアにてお話させていただいています。
取材動画は以下のリンクよりぜひご覧ください!
・株式会社アぺルザ様 取材動画:https://tv.aperza.com/watch/918?t=120s
イベント全体の様子
ここからはイベント会場全体の様子をレポートしてきたいと思います!
IoTソリューション展をはじめ、エッジコンピューティングやソフトウェア・アプリ開発など様々なカテゴリがあり、工場のベルトコンベアやロボット、ネットワーク機器などの実機デモや、それらを見える化する可視化ソリューションを中心に様々な展示ブースが展開されています。
会場に用意されたセミナーブースでは、スタートアップに向けたセミナーや、様々なITトレンドを取り扱った出展社協賛セミナーなどを実施しており、こちらも来場者が多く集まっていました。
あとがき
今回は4月3日~4月5日にかけて出展した「Japan IT Week 春」の様子をレポートしてきました。
イベント期間中は展示ブースへの取材をいただくシーンもあり、より多くの人にIIJが行っているIoTの取り組みについて知っていただけたのではないでしょうか!