【Power Automate】センシングデータのイベントをTeamsに通知する(基本編)
2026年04月08日 水曜日
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はじめに
IIJでは、センシングデータの利活用と、センサー機器を管理・運用するためのクラウドサービスとしてIIJセンシングデータマネジメントサービス(以下、SDMS)を提供しています。
サービスの紹介動画はこちら↓
SDMSでは、センサーの測定値を収集・可視化するだけではなく、以下のイベントを利用者に通知する機能を持っています。
- 利用者が設定した閾値の超過
- データロスト(無線通信のトラブルなどにより、センサーからの測定データが一定期間途絶えたときに発生)
- センサーの電池残量の低下
通知先としてはメール以外にもSlack、Teamsに対応しており(※記事の執筆時点において)、複数名が同時に通知を見られるようにしたり、スマホアプリ経由でPush通知を出すといった運用も可能です。今回は基本編として、Teamsに通知するための設定方法を解説します。
なお、Teamsへの外部システムからのメッセージ投稿手段として、以前はIncoming Webhookが広く使われていましたが、セキュリティ向上などの理由で2025年末で廃止となりました。現在はWebhookをPower Automateに経由させることでTeamsへの投稿を実現します。
Teamsに通知用のチャネルを用意
チームの「…」メニュー(その他のチームオプション)から作成します。チャネルの種別は「標準」を推奨します。
Power Automateのフローの準備
フローの作成
ブラウザでPower Automateにアクセスし、左メニューの「作成」→「インスタント クラウドフロー」をクリックします。
フロー名を任意の文字列(今回は「Teams通知テスト」で設定)し、「このフローをトリガーする方法を選択します」についてはウィンドウの下部にある「Teams Webhook 要求を受信したとき」をチェックした後、「作成」をクリックしします。
フローの編集
フローの編集画面が出てくるので「Teams Webhook 要求を受信したとき」をクリックし、フローをトリガーできるユーザー「誰でも」に設定します。
フロー編集画面の+ボタンをクリック後、「アクションを追加する」画面の検索窓に「チャットやチャネルにカードを投稿する」を入力し、ヒットした同名のTeamsのアクションを選択します。
※Teamsへのサインイン画面が出た場合は画面の指示に従い、サインインしてください。
「チャットやチャネルにカードを投稿する」アクションの設定
投稿者「フローボット」、投稿先「チャネル」とし、チームとチャネルは投稿先のものを選択します。
アダプティブカードの部分にスラッシュを入力し「動的コンテンツを挿入する」をクリックしたあと、「添付ファイル アダプティブ カード」をクリックし、反映されることを確認します。
フローの保存
最終的なフローは以下のとおりです。上側の「保存」ボタンをクリックし、フローを確定させます。
Webhook URL (HTTP URL) の取得
SDMSと連携するため、WebhookのURLを取得します。フローの編集画面で「Teams Webhook要求を受信したとき」を再度クリックするとHTTP URLが生成されているのでコピーします。
※URLの取り扱いについては十分注意してください。
動作確認
コピーしたURLを、SDMS(ユーザー用画面)の通知設定新規登録フォームの「Webhook URL」の部分に貼り付け、「テスト送信」をクリックします。
※SDMSの画面の操作には、全拠点管理者もしくは拠点管理者の権限が必要です。
※通知タイプを「Microsoft Teams Workflows」に設定してください。
成功すると、以下のようにTeamsのチャネルにテスト通知が送られます。SDMSの画面に戻り「新規登録」を押すことで、通知先として正式に登録できます。
ちなみに、利用中のセンサーが閾値を超過した場合の通知は以下のような形になります。
さいごに
本記事では、SDMSのイベント通知をTeamsと連携するための設定方法について解説しました。
今回はシンプルにTeamsへ投稿するだけでしたが、後日公開する応用編では特定の人に通知を飛ばす場合(メンション)について解説しますので、そちらもご期待ください。
このあたりはかなりややこしいのですが、web上にいくつかある解説記事や公式資料を見たところによると、以下のライセンスでTeamsを利用中であれば、本記事に書いてあるPower Automateのフローは実行できると思われます。
- Microsoft 365 Business Basic/Standard/Premium
- Microsoft 365 E3/E5
- Office 365 E1/E3/E5
※記事の執筆時点における情報です。詳細についてはご利用中の環境をご確認いただくことを推奨します。












