Windows Server 2003 Technology『Active Directory障害対策ガイド』と『Microsoft クラスタシステム構築ガイド』:私のお気に入りなエンジニア向け書籍

2021年05月13日 木曜日


【この記事を書いた人】
とみ(とみーとも言う)

地方拠点の一つ、九州支社に所属しています。サーバ・ストレージを中心としたSI業務に携わってましたが、現在は技術探索・深堀業務を中心に対応しています。 2018年に難病を患ったことにより、定期的に入退院を繰り返しつつ、2023年には男性更年期障害の発症をきっかけに、トランスジェンダーとしての道を歩み始めてます。

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前回の書籍紹介 “『にわとりを殺すな』:私のお気に入りなエンジニア向け書籍” からの続きです。

多分今でも通用しそうな気がするWindowsマニアック本

実は読んだことがある本が2冊ありますので、1冊目・2冊目という形で紹介させていただきます。

1冊目はこちら

書籍情報

Windows Server 2003 Technology Active Directory障害対策ガイド

  • 著者:ミラクルソリューション
  • ISBN:978-4-9901523-2-1
  • 発売日:2006年4月
  • 出版社:ミラクルソリューション

 

2冊目はこちら

書籍情報

Windows Server 2003 Technology Microsoft クラスタシステム構築ガイド

  • 著者:ミラクルソリューション
  • ISBN:978-4-9901523-2-1
  • 発売日:2004年6月
  • 出版社:ミラクルソリューション

いずれもミラクルソリューションという会社が執筆したとっても古い本なんですが、ここまで細かく書いた日本語の技術書籍ってそうそう見当たらないんじゃないかなと思います。

Active Directoryに関する書籍では、例えばユーザ管理データベースの情報はマルチマスタ複製を行う仕組みになっていますが、それを具体的に解説し、どういうコマンドで同期が取れてるかを判断するか・・・・とか、実際にどういう出力が行われるか・・・とかこと細かく深く記載が為されています。

クラスタアーキテクチャに関する書籍については、我々が通常Windows Clusterに触れる際、ログといえばイベントログを参照しますが、なかなか独学では知らないcluster.logの具体的な見方、判断の仕方が書かれていて当時の私にはかなり良い勉強になったなと思います。

この頃のアーキテクチャと比べると現在のWindows系アーキテクチャはだいぶ変化していますが、トラブルシュートの流れなどは非常に役に立つのではないかなと思いました。

書籍のサイズはそんなに大きくなく、厚さもそんなにないんですが、価格はそこそこ高いです。その位内容が濃いんだなぁぐらいに思ってもらったらいいのかなと思います。(だいたい3,500円から4,000円ぐらい)

 

時代は変わりまして

気づけばいろんなサービスがサブスクリプション化されていますね。月額払ってる間は読み放題なんてサービスも出てきており、私も Amazon のKindle unlimitedを使っています。

このサービスで嬉しいのは、少し古い本になってしまいますが、専門書も読み放題であること。内容が多少古くとも基礎概念の部分はそれで十分押さえられるのがありがたいです。

例えばこんな本。
Ansible実践ガイド第2版 impress top gearシリーズ

私自身少々困った持病があり、あまり重たい本が持てませんで、以前だとプルプルさせながら分厚い本を読んでいたのがPCを通じてじっくり読めるようになったことに、「いい時代になったなぁ」と感じる今日この頃です。

以前は割と検索エンジンを使って情報収集することが一番効率が良かったのですが、今は情報が錯綜していてなかなか有用な情報を探すのも難しくなってきました。

時として、技術書・専門書を読むと錯綜した情報の見極めポイントがある程度定まって助かったりするケースもありますので、時々はそうした書籍のお世話になるのもありかなと思っています。

関連リンク

とみ(とみーとも言う)

2021年05月13日 木曜日

地方拠点の一つ、九州支社に所属しています。サーバ・ストレージを中心としたSI業務に携わってましたが、現在は技術探索・深堀業務を中心に対応しています。 2018年に難病を患ったことにより、定期的に入退院を繰り返しつつ、2023年には男性更年期障害の発症をきっかけに、トランスジェンダーとしての道を歩み始めてます。

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