Starlink mini と USB-C 電源ケーブルの関係
2026年02月10日 火曜日
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JANOG57でStarlink BOFを開催します
2026年2月11日(水)~13日(金)、JANOG57ミーティングが大阪府大阪市にて開催いたします。JANOGミーティングはネットワークオペレーター・運用者のみならず、多種多様な方々が集い議論する場です。この会場でStarlink BOF を 2月 12日 (木曜日)⋅午後5:00~6:00 に実施します。グラングリーン大阪北館 6F CONFERENCE6-5ですのでみなさんと情報交換できる事を楽しみにしております。
Starlink mini 用 USB-C 電源ケーブルの謎
Starlink mini にはAC電源が付属していますが、12Vから48VまでのDC入力にも対応し電源コネクタの形も汎用的なバレルジャックになっています。そこで汎用のバッテリーを直結したり、車のシガーソケットから取り出した12Vや24Vの電源で動かすことができました。

発表当初からUSB-Cケーブルをつかった給電ケーブルを出す事がアナウンスされていましたが公式品がなかなかでてこない中、サードパーティからはmini対応をうたうUSB-Cケーブルが多数登場しました。僕も1本購入し手持ちのモバイルバッテリーと組み合わせて使う事ができました。その後、公式から「Mini USB-C Cable」の販売が始まりましたが、すでにケーブルをもっていたので公式のものは買っていませんでした。
ある時、これまで動いていたケーブルとバッテリーの組み合わせで動かなくなりました。当初は公式のケーブルでしか動かないような改修がされたのかと疑っていたのですが、実際には動いたり動かなかったりするというもので、一体なんだろう?と困っていました。
公式UCB-Cケーブルを確認する。
このまま不安定な状態で使うのも嫌だったので、公式のUBC-Cケーブルを入手する事にしました。
到着したUSB-Cケーブルはサードパーティ製のUSB-Cケーブルと比較してケーブルが太くて硬い感じで使い勝手は落ちた印象です。

左が公式、右がサードパーティ製のUSB-C電源ケーブル
公式USB-CケーブルをUSB-PD 100Wに対応していないポートに繋ぐと赤く光るのがわかります。

繋いだ電源がStarlink miniで使えるかどうかがひと目でわかり、消灯していれば電源は問題ないとわかるわけです。
入力定格とUSB PD要件
Starlink miniでは入力定格が 12~48V 60Wに対してUSB PDでの要件は100W 最小20V/5Aとなっています。60Wの電力があれば動くはずなのにUSB-PDだと100Wが必要というのは変な感じです。実際USB-C給電で動かしている時でもminiの消費電力は平均して25Wぐらいで、僕がつかっていたモバイルバッテリーはUSB-PDで 65Wまでいけるものでした。ちょっと足りないけど普段25Wぐらいなのだから動くのでは?と考えてしまいます。
瞬間的な電流にモバイルバッテリーが耐えられない事がある
本件についてXのポストがとても参考になりました。どうやら瞬間的な電力消費にモバイルバッテリーが耐えられない事があるようです。USB-PD 100Wで給電できるものなら耐えられるので公式ケーブルはこれをチェックするようにしたようです。Xのポストにあるような対策をすればよさそうですが、公式ケーブルだと事前チェックでダメと判定されてしまって使えないので、チェックをしないUSB-Cケーブルを探してくる必要がありそうです。
結局使える組み合わせは?
- 公式のUSB-Cケーブルを使う事で電源側が問題ないか確認できます。
- USB-PD 100W 20V/5A 以上の供給が可能なバッテリーを使う事で急な電流変動に耐えられる。
上記の組み組み合わせ以外でも動かないわけではなく、結局電源次第といったところのようです。
またUSB-PD 100W以上が使えるポートが限られているケースもあるので繋ぐ時には注意しましょう。

USB-PD 100W に対応しているポートはLEDが点灯していない
個人的には今つかっているUSB-PD 65Wのモバイルバッテリーでも動いて欲しいので、条件が緩和されるような改修がされないかなと期待しています。最近のファームウェア更新でアイドル時のStarlink消費電力が25%下がったという話もあり、実際miniの消費電力は15Wぐらいまで下がっています。もしかするとこれで問題が解決していないか?と期待していたりします。