名古屋飛ばし、なんて言わせない。スクラムフェス名古屋で見えた熱量

2026年04月10日 金曜日


【この記事を書いた人】
北河 直樹

名古屋支社所属。新しい技術・怪しいデバイス・GISが好き。名古屋から影響力のある開発チームを作って発信していくのを目標としている

「名古屋飛ばし、なんて言わせない。スクラムフェス名古屋で見えた熱量」のイメージ

はじめに

名古屋からこんにちは。IIJ名古屋支社の北河です。

春です。春がやってきました。そして3月28日、名古屋駅周辺はざわざわした一日でした。
「そりゃあ鈴鹿F1がありますし」という声が聞こえてきそうですが、この日名古屋でざわついたイベントはF1だけではありません。きっと初開催のスクラムフェス名古屋です。そうに決まっています!

そのスクラムフェス名古屋に、IIJはスポンサーとして、私は個人として運営に関わりました。ということで、今回はセッションごとの感想ではなく、スクラムフェス名古屋にあった熱量や、名古屋でこういう場をやる意味について書いてみようと思います。

会場となった「名古屋コンベンションホール」

なぜ、この場を運営とスポンサーの両方で支えたかったのか

私はIIJ名古屋支社のアプリケーションプラットフォーム課で、スクラムマスターや組織運営、プリセールスといった立ち位置で仕事をしています。

私たちの組織がアジャイル実践を継続的に発信しているのも、アジャイルを通してお客様のビジネスや組織づくりに貢献したいと思っているからなんです。
IIJ Engineers Blog にも私たちのアジャイルな取り組みをまとめた特集がありますが、ああいう発信の根底にはいつもその思いがあるわけです。

もちろん全国どこでも行きます!声がかかれば行きます!でも、やっぱり地元の愛知、そして名古屋支社のある東海圏で、こういう活動やつながりが広がっていくのは、めちゃくちゃうれしいんです。

私はスクラムフェス三河の運営にも関わっています。東三河出身なので、豊橋開催の三河を盛り上げたい気持ちから関わっています。
同じように、20年以上通ってきた名古屋でも、こういう場がもっと育っていったら素敵だなと思っていました。

だから今回、スクラムフェス名古屋の話が上がった時には運営として関わりたかったですし、IIJがスポンサーという形でこの場を支えられことは、すごく意味があることだと感じています。今回はロゴスポンサーなので、ブースがあるわけではありません。だけど、それもいいなー、と思っています。前に出て何かをアピールするだけではなく、会社がこういう場にお金を出して、地域のコミュニティを支える。そういう関わり方、すごく素敵じゃないですか?

IT系イベントでは「名古屋飛ばし」なんて聞きますが、そんな名古屋でスクラムフェスが開かれる。それだけでもう胸熱ですし、そこに少しでも支える側として関われたのは、個人的にかなりうれしい出来事でした。

「IIJ、入ってる」

名古屋でやる価値

スクラムフェス名古屋の開催趣意に、こんなことが書かれています。

名古屋といえば製造業、バッキバキなエンジニア達が生息している修羅の地として有名です。みんなキラキラしたことは得意じゃない。三度の飯よりコーディング。トークの質よりコードの品質。printfより関数型。実績もないのにカンファレンスで話すなんてありえない。でもちょっとキラキラひかりも羨ましい。のぞみと違い名古屋飛ばしと言われてカンファレンスは名古屋を飛ばしていく昨今、遂にリニアがやってきます。ということで、遠い夜空にこだまする日本一地味な茶色いスクフェスはじめます。

ちょっと悪乗りしていますが、結構本質をついているなーと思います。

名古屋って、やっぱり製造業メインですし、エンジニアのイメージも、いわゆるWebサービスの世界でよく見る、腕組みしたキラキラした感じというより、硬派で職人気質で、黙々と価値を出す、みたいな空気がある気がしています。あっ、個人の感想ですよ。
派手に前に出てこないけど、めちゃくちゃ出来るエンジニアが居る地域、というのが私の名古屋イメージです。あっ、これも個人の感想ですよ。異論は認めます。

だからこそ、ちょっとキラキラとしたイベントとは距離が出やすいのかもしれません。そういう意味で、名古屋がカンファレンス文脈で飛ばされがちなのも、なんとなくわからなくはないです。

ただ、名古屋には、日本でも有数の大手企業やそのIT子会社があったりして、本当にいろいろなエンジニアがいるんですよね。しかも、表に見えにくいだけで、アジャイルを実践している企業やチームもちゃんとある。強いエンジニアもいるし、プロダクトや組織づくりに向き合っている人たちもいる。名古屋って思っている以上に幅広いんじゃないかなーと思っています。

だからこそ、名古屋でスクラムフェスをやる価値ってあるんじゃないかなと。普段は別々の会社で、別々の現場で、別々の文脈で頑張っている人たちが、一つの場所に集まって、知見を共有して、会話する。もともと強いエンジニアがいる地域で、その人たちがつながり始めたら、きっと面白いことになるのではと。個人的には、スクラムフェス名古屋には、そういうシナジーを生む価値があると思っています。

スクラムフェス名古屋で見た、熱量の正体

今回、私が「スクラムフェス名古屋、熱いな」と感じたのは、単に盛り上がっていたからではありません。なんというか、いろんな人の “初めて” が、あの場で起きていたんですよね。

スクラムフェス初参加の人がいた。そもそもカンファレンス初参加の人もいた。会社の仲間と来ている人もいたし、一人で来ている人もいた。初登壇がここだった人もいた。参加者どうしで自然に声をかけ合って二次会に流れて、そのまま交流が深まっていたりもしました。うーん、書ききれないくらい、いろんな “初めて”“その先” が起きていた印象です。

これ、すごくいいですし素敵だと思うんです。誰かにとって、イベント初参加で、初登壇で、初めてコミュニティ参加で。そういう一歩が自然に起きていた。これが、自分にはすごく熱く見えました。

しかも、その中にはIIJの仲間もいました。初登壇で話したり、カンファレンス初参加だったり、会場には IIJ のロゴもちゃんとある。いやー、かなり尊いですよね。

Scrum Fest Nagoya 2026 に参加・登壇しました!

たぶん今回の熱量って、「人が多かった」とか「盛り上がった」とか、そういうことではなく、初参加でも受け止めてもらえる、一人で来ても、誰かとつながれる。そういう雰囲気があったから、スクラムフェス名古屋は熱かったんだと思います。あ、なんかいいこと言っている感ある。

オープニングトークの様子

ワークショップの様子

この熱量があったから、未来も明るいと思えた

今回のスクラムフェス名古屋でいちばん大きいと思ったのは、何度も言いましたが、初めて参加した人、初めて登壇した人、初めてこういう場で人と繋がった人がいたことです。

それってつまり、スクラムフェス名古屋が、誰かにとっての最初の一歩になっていた、ということですよね?

イベントって、盛り上がって「楽しかったね」で終わることもあります。でも今回はそこだけじゃなくと、何かの行動変容に繋がったんだなと思いました。

「ちょっと行ってみようかな」からの参加になって、「聞くだけのつもり」が交流になって、「いつか話してみたいな」が登壇になっていく。そういう最初の火がついていた気がします。だから素直に、「名古屋、始まったな」 という感覚があります。

この熱量をじかに感じてしまうと、ここでついた火はきっと広がっていくんだろうなと、そんな未来を感じさせてくれる一日でした!

最後に宣伝です。私が所属するIIJ 名古屋支社のアプリケーションプラットフォーム課は、開発ベンダーでありながらアジャイルでお客様のビジネス拡大に貢献したい!と日々取り組んでいます。
アジャイルの実践や今回のアクティビティのリアルな話、もっと聞いてみたい方は、個人やIIJのXでも大歓迎です。ぜひ気軽にご連絡ください!


執筆者X @nk_tamago ※意見は個人のものです

北河 直樹

2026年04月10日 金曜日

名古屋支社所属。新しい技術・怪しいデバイス・GISが好き。名古屋から影響力のある開発チームを作って発信していくのを目標としている

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