ブロードバンドトラフィックレポート〜コロナ禍を経てトラフィックは安定増加傾向〜(IIR vol.60 1章)
2023年09月26日 火曜日
CONTENTS
IIR vol.60 第1章では「ブロードバンドトラフィックレポート〜コロナ禍を経てトラフィックは安定増加傾向〜」をお届けします。
このレポートでは、毎年IIJが運用しているブロードバンド接続サービスのトラフィックを分析して、その結果を報告しています。今回も、利用者の1日のトラフィック量やポート別使用量などを基に、この1年間のトラフィック傾向の変化を報告します。
本報告のポイント
- トラフィック量は継続して増加傾向
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ブロードバンド、モバイルのトラフィックとも、新型コロナの感染が始まった2020年には大きな伸びが観測されましたが、それ以降は比較的安定した増加傾向に戻っており、2023年も同様の傾向で11%~13%の伸びとなっています。
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トラフィックの増加傾向を、全契約の平均値・最頻値で比較すると、ヘビーユーザーの動向に左右されやすい平均値より、最頻値の伸びの方が大きいことが観測されました。これは、特定のヘビーユーザーのトラフィックが伸びているわけではなく、利用者全体のトラフィックが底上げされていることを示すと考えられます。
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- 大きく偏る利用者間のトラフィック使用量
- ブロードバンド、モバイルともに、全体のトラフィック使用量の大半が一部の利用者で占められています。例えば、ブロードバンド上位10%の利用者がOUTの49%、INの76%を占めています。モバイルでは上位10%の利用者がOUTの49%、INの47%を占めています。
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