【超速報】Inter BEE 2022 x IIJ
2022年11月16日 水曜日
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Inter BEE x IIJ
放送・映像・音声のプロフェッショナルが一年に一度幕張メッセに集う、国際放送機器展「Inter BEE」の時期がやってきました。
今回、IIJは自社開発プロダクト「SEIL/X4」「SA-W2L」をフィーチャーし、合計5つのブースで各社のデモンストレーションに協力しています。この記事ではその模様を超速報の形で会場からレポートし、「Inter BEE IIJ的見どころ」をお伝えします!
SEIL/X4, SA-W2L -IIJ自社開発サービスアダプタ-
SEIL/X4(ザイル エックスフォー)は、1Uサイズかつファンレス設計の筐体にマルチコアCPUを搭載し、Gigabit EthernetポートをWAN用1ポート、LAN用4ポート(L2 switch)、DMZ用1ポートの計6ポート有するSEILシリーズの最上位モデルです。大規模なWANのVPNセンター装置やリモートアクセスサーバ、ファイアウォールとして様々な環境でご利用いただける製品です。 |
SA-W2Lは、Gigabit対応インタフェースや、5GHz帯(IEEE 802.11 a/ac/n)および2.4GHz帯(IEEE 802.11 b/g/n)対応の無線LAN機能を搭載し、内蔵する3G/LTE通信モジュール経由でのモバイル通信にも対応しています。 |
(株)インターネットイニシアティブ / ホール6 6112
IIJブース「放送局リモート x IIJ」コーナーにおいて、リモートディレクションのデモを実施しています。これはNEP Japanとの共同デモで、ブースコーナーにはNEP Japan社員が説明員として待機しており、来場者の皆様をお待ちしています。なお、リモートディレクションについては過去に記事がありますので、そちらもご参照ください。
SimplyLive ViBoxを用いて、NEP Japanオフィスに設置されたカメラからの映像をモニタしつつ、スイッチングやリプレイ映像をリモート操作によって作成します。NEP Japanのある東京都江東区まではフレッツ光回線上にNGN IPv6折り返しのL2TPトンネルを構成し、IIJブースとNEP Japanオフィスを同一セグメントで結んでいます。
リモートディレクションには必須となるインカムも設置し、遠隔地であっても滞りのない制作・指示が実現できています。
NEPといえば、IPリモートプロダクションの最前線を切り拓いてきた企業です。そのグループであるNEP JapanがなぜIIJを選んだか?リモートプロダクション・リモートディレクションのコツはどこにある?リモート回線はどうやって選ぶ?などなど、色々ヒアリングできるチャンスです!
本物のIPが、SEILによって届けられる。
パナソニック コネクト(株)/ ホール6 6316
2020年6月発売したパナソニック コネクトの「IT/IPプラットフォーム KAIROS(ケイロス)」は、ソフトウェアベースの映像制作プラットフォームです。このプラットフォーム上で「撮る」「創る」「映す」といった制作のワークフローを繋ぎます。また、オープンアーキテクチャを採用したことで、パートナー様との連携を可能にし、高い柔軟性・拡張性を確保します。今年度のInter BEEでは、パナソニック コネクトとIIJが連携し、パナソニック コネクトブースで、「LIVEリモートプロダクション」のステージを実施しています。リモートプロダクションに欠かせないネットワークですが、今回は、IIJ自社開発のルータSEIL/X4を設置し、遠隔から一元的に管理することで、 IT技術者による現地での設定作業を不要とし、制作現場の業務効率化を実現します。
リモートプロダクションの現場に、効率化という贈り物。
INTER BEE IP PAVILION / ホール8
世界的に放送システムのIP化が加速する中、IP PAVILIONではIP中継車、リモートプロダクションデモを実際にInter BEE会場にて実施する、世界的にも注目すべき活動を実施しています。すべての機器がIP接続される環境では、エンジニアのサポートとしてリモートへのIPリーチャビリティを提供することが必須です。これはまた、コロナ禍では必ず問われる「三密の回避」にも貢献できることになります。今回、IIJではIP PAVILIONの現地ネットワークに対してリモートアクセスを提供。途切れないエンジニアサポートの土台を提供しています。
ずっと、IPでつながっている現場へ。
オタリテック(株)/ ホール4 4304・ホール5 5115
関西放送機器展、九州放送機器展で好評を博したリモートインカムデモが、ついに幕張に上陸します!大阪、福岡で展示スタッフが「手ごたえ」を感じたデモを、ぜひご覧になってください。インカム機器が遠隔地とフレッツ光回線で結ばれることの利便性は、放送制作の現場に携わる方々のさまざまな悩みをきっと解消してくれるに違いありません。「いつまでも、インカムだけのためにアナログ専用線を使っているわけにはいかない…」そんなあなたにもオススメのデモになっています。
より上質のクオリティを目指す貴方に、より洗練されたネットワークを。
Riedel Communications GmbH & Co. KG / ホール8 8210
オタリテックブースの対向となっているのが、ここRIEDELブースです。こちらに設置されているMatrixは、冒頭で案内したNEP Japanリモートプロダクションデモの親機としても機能しています。インカムは制作現場で1番最初に立ち上がってほしいアプリケーションです。スピーディにインカムを立ち上げるためには、イージー、かつ安定したネットワーク構築が必要となります。SEILによって構築されたネットワークがいかに安定してインカム伝送を実現できているか、ぜひあなたの目と耳でお確かめください。
インカムも、SEILも。あなたの仕事をつなぐ命綱。
放送機器展とはいえ、もはや裏の主役はネットワークと言えるほどにIP技術は浸透してきました。IIJは、IPに関わるさまざまなソリューション・サービスを用意して、この業界への貢献を続けていきます。