IIJ IoT米、2024年も作りました!

2024年12月06日 金曜日


【この記事を書いた人】
hanamako

2018年より農業IoTに関わる。それまではネットワークエンジニアとして、MSのExpress Rourte や Googleの GCP接続、IIJサービスのSIに従事。自宅でいろんな作物の栽培にチャレンジ中。

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IIJ 2024 TECHアドベントカレンダー 12/7の記事です】

はじめに

IIJのアグリ事業は水田の水管理のセンシングから始まり、ビニールハウスや露地の環境モニタリング、獣害対策、水利施設監視など多岐に渡るサービスを展開しています。
センサーの値を解析し、WAGRI(農業データ連携基盤:ワグリ)やAMeDASデータと連携することで、生育予測による最適な水管理、田んぼの減水速度の測定による田んぼのクセや畦の漏水検知、いもち病などの病害予測など、農家さんに有益な情報や営農判断の際の参考情報を提供しています。

2024年は夏頃からコメ不足の騒動が起きましたが、今年も無事に実りの秋を迎えました。
そして今年も、水田センサーを利用して大事に育ったお米をIoT米として、ノベルティにしました。

今年のIoT米

今年のIoT米は昨年と同様、静岡県袋井市・岩手県北上市・北海道新十津川町の農家さんと、新たに千葉県白井市の農家さんに協力いただきました。

生産者 産地 品種 特徴
Aプランニング 静岡県
袋井市
きぬむすめ ほろほろっとした食感。
つやと白さに自信あり
西部開発農産 岩手県
北上市
ひとめぼれ 粘り・つや・うま味・香りのバランスが良い、
オールラウンダー
白石農園 北海道
新十津川町
ゆめぴりか 大粒で甘みに優れており、
ぷりっとした食感が印象的
白井市
実証圃場
千葉県
白井市
こしひかり 粘りが良く、
つやつやしたほんのり甘みのある食感

 

千葉県白井市

千葉県白井市では、今年からアグリ事業推進部でスマート農業における多様なIoTデバイスの動作検証とLoRaWAN®、Private LoRa®、Wi-Fi HaLow™を含む無線通信規格のデータ通信検証などの実証実験を行っています。

新たにIoT米に追加した千葉県白井市のお米は、アグリ事業推進部メンバが実証実験を行った圃場で、実際に代かき、田植え、水管理、稲刈りまで行った思い入れのあるお米です。収穫に至るまでの過程など、下記プレスリリースやブログからご覧ください。

【プレスリリース】
IIJ、千葉県白井市の圃場でスマート農業の実証実験を実施 | IIJについて | IIJ

【エンジニアブログ】
IIJ IoTチーム スマートファーマーに転生!?~白井圃場で水田センサー・自動給水装置を設置してみた~ | IIJ Engineers Blog
白井市の田んぼでの実証実験 ~水管理から稲刈り~ | IIJ Engineers Blog
イネの高温障害~持続可能な稲作を目指して~ | IIJ Engineers Blog

また、白井市実証圃場のIoT米のラベルは白井市キャラクターの「なし坊ファミリー」とIIJキャラクター「バリーくん、ボリーくん」のコラボです。
白井市で開催するイベントでも配布する予定です。

 

IoT米実食

恒例となった、IoT米の実食レポートです。
今回はソロキャンプで、シンガポールチキンライスを作ってみました。

1.袋に水を入れて炊飯準備

  • 袋を開けて、水を線のところまで入れます
  • 鶏肉と臭み消しの長ネギ、粉末中華スープもすべて袋の中に入れます

<ポイント>
鶏肉から水分が出るので、水の量は少なめが良いです。

2. 水を入れたメスティンで30分間炊飯

水を張ったメスティンに袋を入れて30分 炊きます。

<ポイント>

  • メスティンの底に熱で袋がくっつかないように、メスティンの底に小さいお皿や網を敷くと良いです
  • 炊き上がるまでコーヒーを淹れて、焚き火台の炎を眺めながら優雅にひとときを過ごします

3. 蒸らし10分

30分経ったら、メスティンから袋を取り出し、10分ほど袋をタオルにくるんで蒸らします。

<ポイント>
熱いので、ヤケド注意です!

4.盛り付け

  • 10分蒸らしたら、お米を器に移し、チキンをご飯の上に並べ、家庭菜園で育てたトマトを乗せ、自家製のタレをかけたら完成です!!!
  • パクチーがなかったので、このときは三つ葉(MITSUHAだけに!?)を使いました
  • 自然の恵みに感謝をしながら美味しくいただきました
  • 今回は、鶏肉からの水分が出てお米が柔らかくなってしまったので、次回は水分を減らして程よい加減の炊き上がりを目指します!

まとめ

IIJでスマート農業を始めて7年が経過しました。当初はスマート農業という言葉も一般的ではなかったものの、2024年にはスマート農業のカバー範囲や通信技術が進歩し、スマート農業技術を当たり前に使っている農家さんが増えました。
北海道でスマート農業に関する大規模なシンポジウムを開催したり、高校生や小学生・中学生向けにスマート農業の出前授業をしたりと、地域に根ざしたスマート農業普及拡大の取り組みも進めています。

全国70地域で支援実績ができ、全国で協業パートナーも増えてきております。スマート農業を取り巻く環境も変化してきており、持続可能なスマート農業を目指していくので引き続き応援をよろしくお願いいたします。

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hanamako

2024年12月06日 金曜日

2018年より農業IoTに関わる。それまではネットワークエンジニアとして、MSのExpress Rourte や Googleの GCP接続、IIJサービスのSIに従事。自宅でいろんな作物の栽培にチャレンジ中。

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