導入事例に学ぶDX 価値創造のためのデジタル実装(IIJ.news)
2025年11月21日 金曜日
CONTENTS
インターネット関連の最新動向や技術情報をお届けする広報誌「IIJ.news」。 Vol.191の特集は「導入事例に学ぶDX 価値創造のためのデジタル実装」です。
DX成功に向けて
DX成功の鍵は、IT導入を「企業価値を高める全社的な変革」として実施することです。DXを推進できる人材とは、経営戦略と現場をつなぎ、クラウドやAI等のIT技術を駆使しながら、業務の改革を企業の文化と人材の育成に繋げられる人です。また、DXの推進には開発や自社システムへの実装をリードする人材も欠かせません。こうした人材には、成長を下支えする、セキュリティやデータ基盤の整備も求められます。
しかし「そんな人材はいない」というのが、多くの企業の課題です。IIJは独自のフレームワーク、コンサルティング、各種マネージドサービス&インテグレーションで、企業単独では困難なDX推進をサポートし、お客様の全社改革を成功へと導きます。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_03.html
現場が直面するマルチクラウド活用における諸課題
マルチクラウド活用の最大の課題は、運用管理の複雑化です。異なるクラウド間でのセキュリティポリシー統一、社内に散在するデータ連携の難しさは、日々現場を悩ませています。さらに、アカウント乱立や権限管理の不備はリスクを増大させます。監視・可視化が不足すれば、障害対応が遅れてしまいます。こうした問題の山を目の前にして「では、我々は何から始めればよいのだろう」と課題整理ができずに途方に暮れる会社は、少なくありません。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_04.html
具体的な6つの解決事例
本特集では、DX推進の課題とIIJがお客様と取り組んだ解決への導入事例を、6件掲載しています。
事例1:住商グローバル・ロジスティクス
住商グローバル・ロジスティクスでは、サプライチェーン攻撃への対策をはじめとしたセキュリティレベルのさらなる向上を検討していました。現状の可視化を実現しつつ、EDRの導入も視野に入れて最適な状態を実現したい。そんなお悩みに対してIIJは、同社のセキュリティレベルを可視化するワークショップを実施し、問題と課題を明らかにしました。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_05.html
事例2:琉球銀行
琉球銀行は、デジタル化で行内業務の生産性向上や地域のお客さまのデジタル化をお手伝いする役割を担っており、それを実行するデジタル人材の育成を目指しています。行員のIT知識・スキルを把握するため、琉球銀行は「IIJ DX人材アセスメントソリューション」「IIJデジタルカルチャー可視化ソリューション」を利用しています。診断結果を踏まえて琉球銀行では、長期的視点で行員のIT知識・スキルの底上げを図っています。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_06.html
事例3:サンデン・リテールシステム
サンデン・リテールシステムは、親会社からの独立を機に、親会社のオンプレミス上にあった業務システム一式を速やかに自前の環境へ移行させなければなりませんでした。IIJはシステム群の移行と整理を実施、新たにマルチクラウドの運用監視を担うようになりました。これでサンデン・リテールシステムは、システムの管理運用に費やしていたリソースを、より本質的な業務に使えるようになり、さらなる改革を推し進めています。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_07.html
事例4:ぴあ
ぴあは、複数存在するチケット販売・管理システムの共通基盤を構築し、顧客データの連携と保守開発コストの削減を目論んでいました。多彩なデータをセキュアにつなぐ基盤として「IIJクラウドデータプラットフォーム」を拡張性の高さ、セキュリティ、エンジニアの導入支援などの観点から採用し、安定したデータ連携を実現しました。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_08.html
事例5:ふくおかフィナンシャルグループ
書面を大量に発行する銀行では、テキストを素早く均一な品質で作成できる生成AIの活用を早くから模索していました。IIJは、銀行が生成AIを導入し、行員が日々の業務で利活用できるようにするサービスを提供しています。ふくおかフィナンシャルグループでは、AI活用の範囲が書面作成の他、情報検索などにも広がり、グループ全体でのデジタル化を進めています。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_09.html
事例6:清水建設
異なる立場・所属の人々が集って働く建設業界において、IDの認証・管理は複雑かつ煩雑になりがちです。清水建設は「IIJ IDサービス」をID認証に導入し、現場のセキュリティ確保と利便性向上を実現しました。今後はID管理基盤についても、改善を進める予定です。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_191/detail_10.html
この特集が、みなさまの会社のDX推進の一助になれば幸いです。どうぞIIJ.news Vol.191をご一読ください。






