4K ディスプレイにするべき 5つの理由

日付:2017年12月08日 金曜日
テーマIIJ 2017TECHアドベントカレンダー,コラム,運用ツール
執筆者古賀 勇

IIJ 2017TECHアドベントカレンダー 12/8(金)の記事です】

経緯

ことの発端は、約 1年前の 2016年 12月某日。

私は会社のオフィスでメンテナンス作業をしていましたが、突然、手元のパソコンが故障してしまいました。パソコン本体は 6年目に入り、入社以来 10年間使用していたディスプレイも、だいぶ年季が入っているためディスプレイも一緒に買い換えることにしました。

そう心に決めて 42インチの 4K ディスプレイを申請・導入。

約 1年が経過し、大変快適でしたので、本日は 4K ディスプレイを導入するべき理由を、みなさまにお伝えしたいと思います。

 

 

理由1: ターミナルを大量に開ける

運用エンジニアは、日々、大量のホストにログインして状況を確認することがありますが、「画面が狭い!」とか、「ウィンドウが重なって見えない!」といったストレスから開放されます。

私はメールの運用に従事していますが、ターミナルのウィンドウを最大化すれば、配送ログを改行せずに見ることだって可能ですし、データベースを操作するときに横に長いテーブルを SELECT しても、テーブルを崩すことなく表示できます!

UNIX 環境には、screen や tmux といった端末多重化ツールがありますが、もはやレガシーなテクノロジーにこだわって一つのウィンドウをケチケチして使うことはないのです![1]

 

理由2: メールがスクロールなしに読める

様々な SNS や ChatOps といったツールの利用が加速するなか、メールはレガシーなコミュニケーションツールになりつつありますが、まだまだ業務には不可欠なツールの一つではないでしょうか。

例えば以下の画像は、IIJmio からのお知らせメールを一般的なフル HD (1920×1080) で、メールを最大化して表示した例です。おやおや、縦に長くて右にスクロールバーが表示されちゃってますね。

 

一方、4K (3840×2160) で、同じメールを最大化して表示した例がこちらです。

なんと、スクロールバーなしの一画面で全てが読めます! これは快適です!

 

※ 代わりに首を上下に動かす必要はあります

 

 

理由3: Excel 仕事が捗る

私は Linux を使っているので、厳密には Excel ではないのですが、LibreOffice の Calc を最大化して表示した例がこちらです。

1年は 52週ですから、縦に伸ばしても、横に伸ばしても、1年の計画を一望することができます。

そろそろ長期事業計画や、年間予算案をとりまとめなければいけない時期となった管理職の方々にも 4K はオススメなのです!

 

 

理由4: 価格が安い

一般的なフル HD ディスプレイを準備しようとすると、私の独自リサーチですが 1枚あたり 2万円、デュアルディスプレイにしたとして約 4万円です。

一方、4K ディスプレイは、近年私のような庶民にも手の届くお手頃価格になっており、実勢価格として 約 5.5万円です。しかも業務で使うのですから、その差は実質同額と言って良いでしょう。

販社にも依りますが、会社で大量に導入すればボリュームディスカウントも期待できます。

 

 

理由5: 仕事が 4倍早くなる

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私の部署では私を含め、この 1年間で 4名が 4K ディスプレイに移行しました[2]。最初は 42インチのディスプレイに「なんでこの人は会社にテレビ[3]を置いているんだろう?」 と、奇異の目で見られますが、使ってみると、この快適さを実感できます。

なお、ここまで書いておいてなんですが、通常は社内の IT 部門からパソコンが支給されるのが一般的で、IIJ も多くの部署はそのようになっているため、自席に 4K ディスプレイを置くことは叶わない可能性もあります。幸いなことに私の部署は上司の理解もあり、自分でパソコンもディスプレイも OS も選択することになっています。もちろんセキュリティ管理も自己責任ですが、そのような環境で仕事をしたい!という方は、右上の「エンジニア募集!」から、ご応募お待ちしております。

ちなみに私はすぐに自宅にも 4K ディスプレイを導入しました。
みなさんも、今年 1年頑張った自分へのクリスマスプレゼントとして、4K ディスプレイをいかがでしょうか!?

 

 

よくある質問と答え

そんなに近距離で巨大なディスプレイを見ていて疲れませんか?

  • 大丈夫です!1週間で慣れます!

Linux でも 4K 表示できますか?

  • 大丈夫です! グラフィックボードが対応していれば、NVIDIA(プロプライエタリドライバ)、Intel(X.org のドライバ)で 4K 表示できることを確認しています!

4K ディスプレイ買いました! けど、なんか時々画面が動く気がします!不具合でしょうか!?

  • フィリップス社の BDM4350UC/11 をお使いですね? 画面の焼きつき防止機能「Pixel Orbiting」が原因です。ディスプレイの背後にある十字キーを、右、下、右、上、右、下、右、左、左 とするとオフにできます。

余ったディスプレイ、どうしよう?

  • グラフィックボードが対応していれば、4K + FHD なデュアルディスプレイとしていかがでしょうか!? 常に何らかの情報を表示してモニタリングしておくサイドディスプレイ用として最適です。

せっかくの 4K ディスプレイなのに表示する内容がターミナルって、しょぼくない? ライブ BD とか見ようよ。

  • ターミナルだからこそ 4K なのです! 目 grep [4]が捗ります!!

脚注:

    1. とは書いたものの、やっぱり screen って便利ですよね。私はまだ使っています。
    2. 開発担当の方は、ソースコードを眺めていて長い名前の付いた関数でも改行されない、IDE 内でウィンドウを分割し、参照するソースコードを複数開いて同時に確認できるなどの点をメリットとして挙げていました。
    3. 業務利用ですので、TV チューナーが搭載されている必要はありません。TV チューナなしのディスプレイも多数販売されています。
    4. 検索ツールや機械的なフィルタを通さずに、目で目的の情報を探し出したり、傾向を読み取ることです。とてもアナログで前時代的なテクニックですが、長年、運用業務に従事していると、「いつもと何かが違う気がする」とか「根拠はないが、ここが怪しい」といった、ある種の『勘』が鍛えられて機械では抽出できなかった情報を見出すことができるなど、運用業務を担う上での必須技術と言えます。