IIJ Bootcamp 2025開催報告 – トレンドを追い続けるハンズオン研修
2025年12月10日 水曜日
CONTENTS
【IIJ 2025 TECHアドベントカレンダー 12/10の記事です】
トレンドを追い続ける大規模ハンズオン研修
IIJでは毎年、Newcomerを対象とした研修として「IIJ Bootcamp」を開催しています。
内容はほぼすべての講義がビギナー向けのハンズオンで構成されており、実際に手を動かして技術を知ることに重きを置いています。
ハンズオン資料は一部を除いてこちらに公開されているので、ぜひご参考ください。
https://iij.github.io/bootcamp/
IIJ Bootcampは今年で7年目となりました。元々は若造だった私が「こんな研修がしたい!」「新人の皆さんに触ってほしい技術がある!」と声を上げ、協力してくれる有志の皆さんと立ち上げました。
7年目の今でもこの体制は続いており、カリキュラムや講師が入れ替わりつつ、有志メンバーでハンズオン研修を実施しています。
協力してくれている有志の皆さん、講師以外でもインフラ等協力いただいた方々、改めてありがとうございます。
そしてこれからIIJに入社される皆さん、現場で活躍する技術大好きな講師がIIJ Bootcampでお待ちしています。ハンズオン研修でお会いしましょう。
過去の開催の様子はこちらの記事からご覧ください。
- IIJ Bootcamp 2024開催報告 – 6年目の開催報告
- IIJ Bootcamp 2023開催報告 – ハンズオン研修を5年間続けて見えてきたもの
- 2022年度ハンズオン研修資料を公開しました
- [IIJ Bootcamp] ハンズオン研修2021 開催報告
- [IIJ Bootcamp] ハンズオン研修2020 with リモート
- [IIJ] 2019年度ハンズオン研修の取り組み [Bootcamp!]
2025年度の研修カリキュラム
2025年度は新しく「OpenTelemetry ハンズオン」と「LLMでWebアプリケーションを作ろう」が追加されつつ、「セキュリティハンズオン(資料非公開)」が数年ぶりに復活しました。
https://iij.github.io/bootcamp/
「OpenTelemetryハンズオン」では、昨今重要度を増している「オブザーバビリティ」を中心に、システムの状態可視化を実現するハンズオンを行いました。
「LLMでWebアプリケーションを作ろう」では、AIを使ったVibe Codingでフロントエンドのアプリケーションを開発するハンズオンです。比較的簡単なティザーサイトから、最後にはブロック崩しゲームを全てAIに作ってもらっています。
LLMにはクラウドサービスを使わず、 社内でローカルLLM APIサーバを構築・運用してみた話 で運用されているローカルLLM環境で gpt-oss-120b を動かして実施しました。数十人が同時にアクセスするということで担当者がヒヤヒヤしていましたが、どうにか無事に捌けたようです。
AIを使った開発は通常の開発と違う難しさがありますが、うまく使えば開発効率を大きく高めてくれます。
「セキュリティハンズオン」では、OWASP Juice Shop を題材に、脆弱なアプリケーションについて学べるようにしました。セキュリティの重要性は今更語るまでもありませんが、インフラ基盤的な仕組みに加えて、開発者自身が知識をつけて脆弱なアプリケーションを作らないようにしていく必要があります。
開催の様子
カリキュラム以外で大きく変わった点として、受講者向けの推奨VM環境をWSL2から社内で運用されているKubernetes環境上のKubeVirtに変更しました。
WSL2は各受講者の手元で構築可能でとても便利なのですが、社内のproxyやVPNなどネットワーク環境によって思わぬトラブルにハマることがあり、課題となっていました。また講師側の大多数が普段LinuxやMacで生活しており、Windowsのトラブルシュートが難しかったのもあります。
今年はインフラ部署の協力もあり、受講者向けにKubeVirtでVM環境を提供できました。比較的ピュアなLinux環境のため本当にトラブルが少なかったです。
最後に
新卒、中途問わず、技術が好きでIIJに入ってきてくれる皆様。もしご縁があれば、IIJ Bootcampでお会いしましょう。お待ちしています!

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